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運航開始から10年…LCCピーチ「初の中距離国際線」に乗ってわかった期待度

暮らし

新たなステージ進出で起こること

Peach

バンコク線初便に乗務した客室乗務員の新谷さん

 新たに中距離国際線へ進出することは競合が増えることに他なりません。Peachの路線企画担当者、航空事業企画室ネットワーク企画部の岩佐登紀郎マネージャーは次のように話しました。

「当初の10年で築き上げた新たな固定客層がついた自信があり、独自の戦略を貫けば結果は付いてくると予測しています。現在の機材数とスタッフであれば、深夜早朝帯なら、さらなる国際路線再開や増便、新規就航も可能であり、2023年は積極的に路線展開を行いたい

 中距離国際線進出で、距離が遠いために運賃が高くなる心配もあると思う人に耳よりの情報です。

 Peachの運賃に大手エアラインのような燃油サーチャージの加算はありません。今回のバンコクで比較すると、航空運賃に加えてANAでは往復5万1600円、JALでは往復4万9400円の燃油サーチャージがかかりますが、Peachではこれが不要です(※2023年1月取材時点)。

燃油サーチャージのない運賃に加えて

Peach

バンコク線初便機内サービスの様子

 また、Peachならではの企画として、2022年末に国際線第一弾として座席指定、受託手荷物料金、予約変更料手数料込みのバリューピーチ運賃が20%引きとなるセールが開催されました(※現在は終了)。今後も同様のセールは多くなることでしょう。

 HISのホームページで見ますと、関西空港発のバンコク行きツアーではホテル込みで5万9800円からのセール運賃の設定を見付けることができます。Peachでは、全18路線ある国際線のうち7路線がすでに就航を再開し、徐々にコロナ禍前の状況に戻りつつあります

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