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なぜ「自分は不幸だ…」と思い込むのか?“ログインボーナス感覚”に解決のコツが

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 ビジネスパーソンはいつの時代も大変です。とりわけ現代は厳しい売り上げ目標、コンプライアンス、クレーム、日々変わりゆくトレンド……と、日々そのプレッシャーは強くなる一方です

疲れた会社員

画像はイメージです(以下同じ)

 そんなプレッシャーに押しつぶされそうになったとき、2000年の時を超えた、神様から人類へのプレゼント、聖書は僕たちの心を楽にしてくれもします。今回はビジネスパーソンの心が少し楽になるような聖書フレーズを、『人生を深める おとな聖書: 教養とはこういうものだ。』(ポプラ社)より紹介いたします(以下、同書より抜粋)。

「聖書界の賢い人No.1」の言葉

■空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。(伝道者の書1:2)

 なんだか仏教に出てきそうなフレーズですよね「空の空」って。中には本当に仏教の言葉だと思っている方もいらっしゃるかもしれません。でもこれは聖書の有名な1フレーズです。これを言ったのはソロモンという王様で、この人は「聖書界の賢い人No.1」とも言える人です

 ソロモンは若い頃に神様から「なんでも欲しいものをあげるよ」と言われて、「お金!」とか「名誉!」とか「美女!」とか言わずに、「だったら知恵をください、神様」と答えた人です。

 この答えからしてすでにすごく賢いのですが、神様はこの答えを気に入って「よし! それならたっぷりあげちゃうぞ!」と、彼に豊かな知恵を授けたので、ソロモンは誰よりも賢い人になり、その賢さを求めて周囲の各国から王様や女王様が次々と訪れたほどでした

どれだけ欲望を満たしても虚しい

人生を深める おとな聖書: 教養とはこういうものだ。

『人生を深める おとな聖書: 教養とはこういうものだ。』(ポプラ社)

 そんな王様でしたから、ソロモンの時代にイスラエルの国は全盛期を迎えました。ソロモンは世の栄華を極めました。しかしそんなソロモンが「空の空。すべては空。日の下でどんなに労苦しても、それが人に何の益になるだろう」なんて言うんです。

 僕は世の栄華を極めたことがないので分かりませんが、よく世の栄華を極めてこそ、その栄華の虚しさがわかるなんてことは言われますよね。どれだけ欲望を満たしても、これでもかというほど満たしても、欲望は次から次へと湧いてきて決して満たされることはないということなのかもしれません

 このことばの続きにソロモンは「これは新しいぞ!と思っても、実はそれは昔の時代からあったりするものだし、昔に起こったことは今でも起こる。人の世は変わらないものだ」と言っています。人間がどれほど頑張っても、本当に新しいものは生み出せないし、人間自体は変わらないということだと思います

人生を深める おとな聖書: 教養とはこういうものだ。

人生を深める おとな聖書: 教養とはこういうものだ。

普段、なかなか接することがない聖書の超有名な言葉をチョイス。分厚い聖書を一から読まなくても、いい具合に人生に役立てられる1冊。

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