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給与未払いで退職…4コマ漫画で人生が変わった作家の「絶望の無職時代」

“暇つぶし感覚”で毎日アップ

──とはいえ、毎日1本ずつは漫画を投稿されていたのですね。

松本:無職で時間はいくらでもありましたし、絵も内容も好き勝手に描いていましたので(笑)。暇つぶしとして描いていた4コマですから。当時は、なにかしながら片手間に仕上げていましたね。

──では、どのあたりから注目されるようになったのですか?

松本:スタートした2015年頃に、『乙女ゲーから来た鬼』という作品を投稿したら、えらいことになって。フォロワーは20人ぐらいなのに、最終的には1万いいねぐらい付いて。気付けば、フォロワーが1000人単位ぐらいで増えていくし。

段々とフォロワーの属性に寄せていくように

松本ゆうす

日常で感じる違和感が作品に落とし込まれている

──すごいですね! そこで、腐女子の方々に発見されたと。

松本:まったく予期せぬことでしたけど。それで、4コマ投稿から約1か月でそういう事態になって、フォローしてくださる方々のプロフィールを確認すると、一般的に言う、腐女子や男性同性愛者の方々が多いなと感じたので、そちらの読者向けに作品を作っていこうと思ったんです。

──SNS漫画の中で言うと、ややメインから外れた特殊な作品になるかと思うのですが、そこは滞りなく創作に入れましたか?

松本:というより、読者が求めるものを出そうという気持ちでした。例えば、学生街にあるお弁当屋さんで、病気の小鳥が食う量のメニューを出してもウケないじゃないですか(笑)。やっぱり、わかりやすいメンチカツとか唐揚げとか、そういうのが入っていて、ちょっと揺すると弁当箱からおかずがあふれるようなメニューがウケると思うんです。そのあたりを自分なりに見極めようと思ったんです。

<取材・文/橋本未来 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

【松本ゆうす】
Twitterでの4コマ連載からキャリアをスタートさせた漫画家。徹底したギャグ作品のほか、腐女子や男性同性愛者から共感を得る“あるあるネタ”が好評に。現在は、青森を拠点に創作活動を行い、『星デミ+』(リイドカフェ)や『Pickles!』(newTOKYO)を連載中。
Twitter:@youth_matsu

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