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給与未払いで退職…4コマ漫画で人生が変わった作家の「絶望の無職時代」

絶望の中で始まった4コマ漫画

──そこから、どういう経緯で漫画を描こうと?

松本:結局、どうすればいいんだろうって言いながら、適当に手を動かしてたら4コマを描いてたっていうか。希望に満ちて「よし、4コマ漫画で一発当てたるぞ」っていう意気込みじゃなくて、ほんと仕方なく。

──もともと、漫画家志望だったのですか?

松本:よくある漫画好きな学生ですね。授業中にノートの余白に漫画を描いて楽しんでるような。漫画家さんが使ってる道具とかを買い揃えて、「漫画家さんってすごいな~」って喜んでる程度で、とくに投稿をしたり、コツコツと漫画を描き溜めたりはしてなかったですよ。

──では、無職から突然、漫画家一本でスタートされたと。

松本:いえ。最初は少し友達の仕事を手伝ったり、ハローワークに行ったりはしていましたよ。でも、あまった莫大な時間をどう使うかって、手を動かしたら4コマ漫画になってたみたいな。だから最初のほうの漫画は、かなり適当でしたよ。人物の関節があるようでないとか(笑)。

20人のフォロワーに向けて描いていた

松本ゆうす

作品の大半はハッとするようなオチで締められる

──致し方なく漫画を描き始めるようになったのですね。手応えはどうでした?

松本:ないですよ、もちろん(笑)。電話をしながら立方体を描くぐらいのノリでしたから。Twitterで20人ぐらいフォロワーがいて、その人たちが喜んでくれたらいいやぐらいで描いていたので。なんも考えずに描いてましたよ。

──年齢やまわりの人たちを見て、ちょっと焦ったりする気持ちもなく?

松本:結局、子どもの頃から向上心とか、成り上がろうっていう気持ちはないんでしょうね。それは、自分だけじゃなくて、まわりの友達もそうでしたから。だから、友達がどっかで遊んでるよって聞くと、心の底から「いいな~」って思ったり(笑)。なので、いつかバズればいいな、みたいな気持ちすらもなかったですから。

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