BLネタが人気の4コマ作家を直撃!「自分の作品が売れたら日本は終わり」 | bizSPA!フレッシュ

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BLネタが人気の4コマ作家を直撃!「自分の作品が売れたら日本は終わり」

 無職生活からブラック企業のデザイナー、そして、Twitterをフィールドとする4コマ漫画家に。松本ゆうすさん@youth_matsu)はその中で、はからずも腐女子や男性同性愛者に支持される作品を生み出すことになった。

松本ゆうすさん

松本ゆうすさん

 前編では漫画家になるまでの経緯について語ってもらった。後編では、これまでに深く踏み入れたことがなかった異なるカルチャーを知るための苦労や、作品の魅力を生み出す“最大公約数的な創作方法”について話を聞いた。

 そのインタビューと共に、前編では紹介しきれなかった4コマ作品もご紹介。最後まで目を通していただきたい。

【インタビュー前半】⇒給与未払いで退職…4コマ漫画で人生が変わった作家の「絶望の無職時代」

“無意識”で生まれたバズ漫画

──腐女子や男性同性愛者にウケた『乙女ゲーから来た鬼』のような作品は、どのような発想から生まれたのですか?

松本ゆうす(以下、松本):ん~……。例えば、『乙女~』で言いますと、登場する鬼って怖いよね。話に緩急を付けるなら、乙女ゲームみたいに登場する美男子がシリアスに来たら、なんかオモロイなっていう。言葉にするとそんな説明になるんですけど、描いてる時はあんまり考えてないんですよ。

──コマごとの絵を描きながら、「オチをどうしようかな」と頭の中で考えているような感じですか?

松本:そうですね。漠然と「鬼が何だったら面白い?」とか「鬼がどうなったら笑える?」とか、それぐらいの思考だと思います。正直、この頃から色も付けるようになったんですけど、それも無意識というか……。

「ちゃんと知ろう」と思った

松本ゆうす

腐女子・BLネタは根強い人気を誇る

──無意識? あまり深い考えがなく?

松本:はい。言えば、なんとなく、ですね。ぼんやりと、こんなふうにしたらオモロイかなーと、ずっと描いてます。こんな言い方すると「なんとなくバズった」って、めちゃくちゃ嫌な感じに聞こえますね(笑)。

──でも本当のことだから仕方ないですよね。思わぬところからヒットが生まれたと。

松本:ただ、この作品が生まれたことで、ちゃんと腐女子や男性同性愛者について知ろうと思いましたね。なんか、自分の中の意識というか感情としては、ネタとして取り上げてないぞっていうか。一時期、ニコニコ動画で、ゲイ男性の方を面白がるような動画が盛り上がった時期があるじゃないですか。あんなふうに、変わったものとして面白がる視点じゃなくて。

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