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軽く注意したら、いきなり退職届…新世代とのやり取りに苦悩する上司の話

コラム

初回のミーティングから遅刻…

 といっても、鈴木さんの仕事もほとんどリモートワークが中心。新入社員のAさんも心配だろうからと、週に1回は会社でミーティングをしようと提案したそうです。

「毎週水曜に設定して、お願いしていたことの進捗などを確認することになりました。しかし、1回目のミーティングから遅刻。朝10時の始業で比較的遅いほうなのですが、寝坊したとかで(笑)。

 その後も何度か会社でのミーティングを設定したのですが、本人から『あまり人が多い時間帯に出勤するとコロナが怖い』との申し出があって、上長とも相談してリモートで行うことになりました。会社もクリエイティブ職にはリモートワークを推奨していますので仕方ないですが、週に1回くらい出てくるのは問題ないだろうと思いましたよね……」

勤怠システム上は仕事をしているのに

新入社員

 しかし、新入社員は驚きの行動をとったそうです。

「ミーティングの1件から、通常の業務時間にも連絡が取りづらくなったんです。勤怠システム上は仕事をしているようなのですが、リモートでのミーティングにも時間通りに対応しなくなり、さすがに注意したんです。まあ、その時の電話にもなかなか出なかったのですが(笑)。直接話すとしっかりと会話できるし、『キチンとします』というのですが、コミュニケーションが取りづらい状況が続きました」

 扱いに困った鈴木さんは、部長に状況を相談もしていたといいます。しかし、なぜかその部長から急遽、会社に呼び出されることになったそうです

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