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ダイエットなのに体重が増えた!目標達成で「結果が出ない人」が避けるべき考え方

学び

 真面目で一生懸命で、学ぶことにも意欲的。でも「なぜか成果が出ない人」が周りにいたりしませんか? 前回は「DO」において最もよくぶつかる「忙しくて実践できない」という問題に対処するための時間管理について紹介しました。自分の時間を【緊急】【重要】という2軸4象限で整理してみることで、改めて対処すべき時間が明確になるのではないでしょうか

PDCA

画像はイメージです(以下同じ)

 目的・目標を達成するためのPLAN(計画)を立て、実行の壁にも負けず時間を確保しながら計画をDO(実践)する。そうして次に迎えるのが「CHECK」です。もしかすると理解が1番分かれるのがこのフェーズの特徴かもしれません。

 これまで約1000社に及ぶ企業の人材育成の支援を通して、5万人以上のビジネスパーソンと接してきた筆者(荻野純子)が「PDCAサイクルの活用術」を紹介する本連載。今回は「CHECKとはいったい何をするフェーズなのか」を紹介していきたいと思います。

ダイエットを例にしてみよう

 さて、ここではCHECKについて正しく理解するために、ダイエットを例に考えてみましょう。あなたは2か月後の健康診断を見据えて、ダイエットをはじめたとします。2か月で5キロやせるという目標を立て、そのためには運動と食事制限、なかでも炭水化物の摂取を控えることが重要成功要因だと考え、

・1日30分の有酸素運動
・食事制限として朝と昼は炭水化物を抜く

 という計画を立てました。そして、計画の進捗を図るためにマイルストーンとして

・効果測定日:毎週土曜日
・効果測定指標:800gずつの減少

 と設定しました。

「効果性の低い状態」を避けるには

メタボ ダイエット

 ちなみに、PLANの段階で上記のようなマイルストーンを設定しておかないと、CHECKをいれるべきタイミングを逃してしまい、ひたすらDOし続けるという効果性の低い状態になってしまいます。そうならないためにも、PLANの段階でしっかりマイルストーン(効果測定日・効果測定指標)を決めておくことがポイントです

 ダイエットの計画を実践して1週間。いよいよマイルストーンとなる土曜日がやってきました。

 ここで皆さんに質問です。CHECKとして皆さんなら何をしますか? おそらく多くの方が、まずは「体重がどのぐらい減っているかを確認するために体重計にのる」と回答されるのではないでしょうか。つまり現状把握ですね。

 現状把握は、ダイエットのように目的・目標に対してどれぐらい進捗しているのか、主観ではなく数値で客観的に把握することがポイントです

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