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2か月で5キロダイエット。PDCAサイクルで考える「目標達成のコツ」

ビジネス

 これまで約1000社に及ぶ企業の人材育成の支援を通して、5万人以上のビジネスパーソンと接してきた筆者(荻野純子)が、PDCAについて紹介してきた本連載「PDCAサイクルの活用術」

 ついに最終回となった今回はPDCAの最後のフェーズ「ACTION」についてお伝えしたいと思います

ミーティング

画像はイメージです(以下同じ)

 ACTIONと聞くと、その言葉の意味からCHECKで振り返ったことを【行動すること】と捉えている方もいるかもしれませんが、正しくはより効果的、効率的に目的・目標にたどり着くために、次のPLANについて見直すことを指します。CHECKで行った現状把握と要因分析をもとに次の方向性を決めるのです。

ダイエットを例にしてみると…

 ここでも前回の記事<ダイエットなのに体重が増えた!目標達成で「結果が出ない人」が避けるべき考え方>と同様に、ダイエットを例に考えてみます。せっかくなので、復習もかねてPDCAサイクルに当てはめて考えてみましょう。

 あなたは2か月後の健康診断を見据えて、2か月で5キロやせるという目標を立てました。そのための「PLAN」として、運動と炭水化物の摂取を控えることが重要成功要因だと考え、

・1日30分の有酸素運動
・食事制限として朝と昼は炭水化物を抜く

 という行動計画を立て、1週間で800gずつの減少をマイルストーンに置きました。そして、忙しい中時間をやりくりし、決めたことをなんとか実行(DO)することができました。いよいよマイルストーンの測定日。現状把握をしてみると、なんと300gも増えていることが分かりました。

現状把握と要因分析が「CHECK」

ダイエット

 あなたはこの1週間の食生活や生活を振り返り、

・朝と昼は炭水化物を抑えることができていましたが、その分、量がいつも以上に増えていること
・夕食に揚げ物などの高カロリーなものを摂取していたこと
・雨が多く、移動にバスやタクシーを使ったため有酸素運動以外の運動量が落ちていたこと

 が体重増加の要因ではないかと仮説を立てました。この現状把握と要因分析が「CHECK」です。

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