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「お釣りが少ない」「何時間も立ち読み」コンビニ店員が呆れた迷惑客たちのリアル

コラム

 普段何気なく使用しているコンビニですが、オーナーからアルバイトまでさまざまな人のおかげで、われわれは24時間便利に買い物を楽しむことができます。スタッフは光の当たらないところで、さまざまなトラブルやクレームを受けながら働いてくれています。

コンビニ

画像はイメージです(以下同じ)

 今回話を聞いたのは、アルバイト歴が4年目となる井原高次さん(仮名・23歳)。現在はフリーターで、大学生時代から北関東にある同じ店で働き続けていますが、これまでいくつものトラブルに直面してきたそうです。

常に不測の事態が起きる状況

「自分が働いている店舗は、店内のWi-Fiが勝手につながってしまい電子決済アプリが起動しづらくなるんです。忙しい時に何人もアプリが起動しなくて行列ができて、後ろに並んでいるお客さんもイライラし始める……。

 アプリが繋がらないお客さんも怒り出して、昼時はカオス状態になるので店の入口に『あらかじめ電子決済アプリは起動してください』という張り紙をしました。常に不測の事態が起きて、みなさんが思っている以上に日々トラブルに対処しながら働いている状況です」

 老若男女、さまざまな客が来店するからこそ、働いている人たちの苦労は計り知れないものがありますが、信じられないようなクレームも多いようです。

毎日のように迷惑客が訪れる

コンビニ

お釣りが少ないと延々と粘る方や、大量の家庭ごみを持ち込んで店内のゴミ箱に入れる方、雑誌を全て読破するのではないかというくらいに何時間も立ち読みをする方など、正直言って迷惑なお客さんが毎日のように来ます。オーナーが何店舗か掛け持ちしているので不在が多く、トラブル処理は勤続年数が長い自分が行うことが多い。正直言うと、他のバイトよりも時給は良いですが、それでもクレーム処理をするのは割に合わないと感じています」

 気楽なアルバイト生活のはずが、ストレスを抱えることになっている井原さん。なかでも対応に難しいのが夜勤の時に現れる地元の若者客だという。

「毎週金曜の夜になると出現しはじめて、土日も決まった時間に車数台で来る客に頭を悩ませています。駐車場を占拠して他のお客さんにも迷惑ですが、商品は購入しているので無断駐車です、と注意もできない。田舎なのでファミレスも24時で閉まってしまうし、結局集まれるのがコンビニくらいしかないんです

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