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阿部寛、自身の20代を振り返っての現在地「若い子たちとしゃべるのは面白い」

暮らし

若い子たちとしゃべるのは面白い

阿部寛

――世代といえば、本作ではバーでの若い世代とのやりとりも面白かったです。

阿部:自分たち世代がああでもこうでもないともめていると、若い子の刺さるような一言で「確かに……」と大人は元も子もなくなってしまうみたいな。

――阿部さんご自身が、若い人から影響を受けることはありますか?

阿部:もちろんあります。みんな頑張っているし、本当に器用にこなしますよね。俳優でも番宣番組に出たりしても、そういうのもしっかりと責任を持ってるし。昔は番宣とか出ない人が多かったけど、今の子たちはそういうのも責任持ってやっていて。僕自身、番宣はさほど得意じゃないですけど、現場でも現場じゃなくても見習うべきものは多々ある。

20代のころは先輩がめっちゃ怖かった

すべて忘れて

『すべて忘れてしまうから』(C) 2022 Disney

――意識的に周囲とお話されるのですか?

阿部:僕なんかの年齢だと、若い子からはしゃべりづらいだろうから、話しかけたりします。逆に話しかけてもらうのも嬉しいですよ。でも勇気がいるだろうな。自分が20代前半のころは、50歳を過ぎた俳優さんって、正直、めっちゃ怖かったです(苦笑)。

 できるだけ近づかないで、その時間が終わればいいなと思ってました(笑)。今の子もそういう気持ちがあるかもしれないけど、先輩俳優のほうは、話しかけてもらえるのは嬉しいものですよ。

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