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阿部寛、自身の20代を振り返っての現在地「若い子たちとしゃべるのは面白い」

全部世界に認めてもらいたい

阿部寛

――阿部さん自身、普段、配信作品は観ますか?

阿部:『イカゲーム』はつい最近観ました。いや、面白い。アジアの古い遊びからああいう作品作りをして、世界にアジアの文化をも広げるあたりは発想が良かった。

――世界といえば、今年の阿部さんは、ニューヨーク・アジアン映画祭、トロントのラバッツァ映画祭と、立て続けに世界からの賞を受賞されています。特に世界の方は阿部さんに強い男のイメージを持たれているかもしれません。

阿部:そうですね。でもそういうイメージがあるのであれば、今回のようなものは意外に思ってくれるだろうし、いろんなことができるんだなと思っていただけるのは光栄です。僕としてはもちろん世界も意識したい。ただ日本の作品を持って、それで作品ごと監督ごと全部世界に認めてもらえたらなお最高です。今回ふたつの作品(『異動辞令は音楽隊!』『とんび』)を持って行って、喜んでいただいて、評価してくださったのは本当に嬉しいです。

大人の年代の役の幅を僕が広げたい

すべて忘れて

『すべて忘れてしまうから』(C) 2022 Disney

――『異動辞令は音楽隊!』でお話をうかがったときに、「50代に入ってから、役者として役が狭まるのを感じた。だからこそこれからも挑戦を重ねていきたい」とお話されていて、阿部さんでもそうなのかとすごく驚いたのですが、今回のような日常の言葉を積み重ねた、大人の物語での主演というのは、さらに貴重かもしれません。

阿部:そうですね。普通に考えると、30代とか40代の話かもしれない。たしかに貴重ではありますね。

――日本は大人のラブストーリーが少ないと言いますし。

阿部:外国の作品だと50代や60代の恋愛とか結構ありますよね。でも日本だとあまり印象にないですいよね。ラブストーリーに限らず、漫画原作のものが最近多いなと感じています。

――そこを変えていきたいという思いはありますか?

阿部:変えるということを自分でできるかどうかは分からないですけど、役の幅は広げたいとは思います。そういう年代の役の幅がどんどん広がっていけばいいなと。そのためにはいろんな作品をやって、この年代で「こういうのも、こういうのもある」ということを、広めていければいいなとは思います。もちろん先輩方もそうやってきたと思いますが、自分もできたらいいですね。

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