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NISAとiDeCoの違い、説明できる?投資のプロがイチから解説

コラム

サラリーマンは「つみたてNISA」が向いている?

――NISAとつみたてNISAのどちらから始めるべきでしょうか。

横川:NISAのほうは株式や投資信託、REIT、ETFなど、たくさんの投資商品が対象なので、自分の投資スタイルにあったものを選んでみるといいと思います。

――正直、働いてるので時間があまりありません。それに毎日チャートを見てたりすると、常に気にしてしまいそうです。ほったらかしにできたらいいのですが、その場合は?

横川:忙しいサラリーマンであれば、つみたてNISAが向いてるでしょうね。毎月決まった額を積み立てるだけなので、それほど手間はかかりません。それに1度つみたてを始めても、毎月の金額の変更や投資商品を好きなタイミングで切り替えることもできます。

インデックスとアクティブは何が違う?

横川:短期的に売り買いするのは、大変ですしね。つみたてNISAは基本、長期投資を目的としています。ちょっと損をしたからすぐに売ってしまうという感覚ではなく、自分が許容できる範囲のマイナスには耐えて、長く持ち続けるイメージです。

――そうと決まれば、さっそくネット証券を開設して、つみたてNISAを始めてみようと思います。どういった基準で商品を選べばいいのでしょうか。金融商品はたくさんあって難しいのですが……。

横川:つみたてNISAの商品には、大きく分けて「インデックス」と「アクティブ」のファンド(投資信託)があります。前者のインデックスは指標に連動した投資信託で、例えば日経平均連動であれば、その数値に沿ったパフォーマンスとなります。

 後者のアクティブというのは、その指標をより上回るように証券会社のファンドマネージャーが頑張って成果を出そうとするもの。より大きく利益が出る可能性もある商品ですが、その分リスクも大きくなるし、手数料も高いので、一長一短ではありますね。

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