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飛行機をチャーターしてマッチング旅行。出雲大社への旅で恋人はできるのか

暮らし

 街コンや婚活パーティなど、世に出会いイベントはたくさんありますが、今年7月7日に開催されたのは、他に類を見ない特別なイベントでした。

 航空会社の「ジェットスター・ジャパン」と島根県、そしてマッチングアプリの「Omiai」がコラボした、その名も「ジェットスター・成田発特別チャーター便で行く、出雲大社えんむすびの旅」です。

出雲大社 

 七夕の日に恋人がほしい男女100人が、成田空港で待ち合わせて、出雲大社まで縁結びの日帰り旅行に行くという、なんともロマンチックなイベントです。今回は20代男性の記者がマッチング旅行に帯同し、参加者たちの生の声をリポートさせていただきます。果たしてカップルは生まれたのでしょうか!

ほとんどの男女が単独での参加

 7月7日七夕の朝7時。成田空港第3ターミナルには、ぞくぞくと若い男女が集まってきました。受付を済ませて、プロフカードやスケジュール表をもらった参加者たちは、チェックインを済ませて空港内に入っていきます。

出雲大社

 参加者の年齢は20~30代。同性2人組での参加も若干いるものの、ほとんどの男女が単独での参加のようです。出発まで少し時間があるので、搭乗口の近くに座っている1人の男性に参加の意気込みを聞いてみました。

出雲大社

「茨城県から参加です。職場での出会いがないので、もうかれこれ3年ほど恋人がいません。出会い目的なのはもちろんですけど、旅行が好きなので出雲に行けるのも楽しみです!」(男性・31歳)

 この方以外にも複数の男女に話を聞きましたが、やはり関東近郊からの参加が多いようでした。みなさんに恋人ができるように祈ってます!

機内ではトークイベントがスタート

出雲大社

 飛行機の中の座席はあらかじめ指定されており、両脇の窓際の席に女性、そして通路側に男性が座り、男女1対1になっています。まだ始まったばかりなので、機内の会話は少なめ、みなさん緊張なさっているようです。

 成田を出発し、出雲に向けて離陸してから数分後、いよいよイベントが本格的に始まりました。

「今回、進行役を務めます。伊藤です。まずはプロフィールカードを使っての自己紹介タイムです。3分ごとに入れ替わるのでたくさんお話してください。それではスタート!」

出雲大社

 婚活サービス「ヒトオシ」運営会社社長の伊藤早紀氏が、このイベント全体の進行役。挨拶が済むといよいよトークのスタートです。機内の50組100名の男女が一斉に会話を始めました

「はじめまして! どちら出身なんですか?」「私、東京出身なんですよ」「えー僕も東京です」……といった挨拶が機内全体で一斉に始まり、機内のテンションは一気に上がります。連絡先を交換するのは自由なので、気になった人がいたらこの時間でラインを聞いて、後で合流するみたいです。

 司会の伊藤さんがアナウンス。「はい。3分経ちました! 男性は席を移動してください!」。その掛け声とともに、通路側の男性が一席ずれて、再び新しい人との自己紹介タイムがスタート。その後1時間30分にもわたり、自己紹介タイムが行われ、もう熱気がムンムン。飛行機内で行わるマッチングイベントは珍しい体験ですね。

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