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「10万貯金するなら7万を投資に」初心者が持つべき“投資の心得”をプロが解説

コラム

初心者はうまくいかないから積極的に

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――日々ニュースを見ていると、余計にどのタイミングで投資を始めればいいのか、わからなくなるかもしれませんね。

臼田:これから投資を始めようとしている人は、あまり気にしなくていいと思います。初心者がよく分からない経済ニュースを見ても、いつ始めればいいのか余計にわからなくなっちゃいますから。

 これは投資に限らないですけど、普通は初心者が最初からうまくいくわけないんです。知識も実力も経験も何もない状態で、長年のプロに勝るような判断と行動ができるはずありません。なので最初から大儲けしようと考えるのではなく、やり方を知っておくために始めようっていうぐらいの軽い気持ちでいいと思います。

若いうちはリスクを取ってもいい?

――例えば手取り30万円で、自由に使えるお金が月々10万円あるとすると、そのうちどれぐらいを投資に回せばいいのでしょうか。

臼田:基本的には人それぞれですが、仮に20~30代前半で独身の方なら、「貯金は3割、投資に7割くらい」でいいですね。貯金してもお金はほぼ増えないですし、一般的にお金の価値は少しずつ目減りしていきますから。若い人こそ投資をすべきです。

――かなり強気に思えるのですがリスクを取っていく方向でいいのでしょうか。

臼田:若いうちは、という条件付きですけどね。これはシンプルに、若いほど減った分をまた働いて取り戻す時間があるわけですから。若いうちはリスクを取ってもいいでしょう。

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