流通額5000億円!コンビニで買える「例のカード」人気の秘訣と便利な使い方 | bizSPA!フレッシュ

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流通額5000億円!コンビニで買える「例のカード」人気の秘訣と便利な使い方

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 コロナ禍を通じて、当たり前となったキャッシュレス決済。電通が2021年12月に実施した「コロナ禍における生活者のキャッシュレス意識調査」でも、生活者の93.3%が「(キャッシュレス決済を)利用している」と回答。前回調査(2020年12月)の88.6%を4.7ポイント上回り、日常生活に着実に浸透していると言っても過言ではない。

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コンビニや家電量販店などで販売されているカード

 そんななか、クレジットカードやキャッシュレス決済アプリとも違った決済方法として注目を集めているのが「POSA(ポサ)カード」だ。コンビニや家電量販店などで販売されている“紙製のカード”を見たことがあるという人も多いだろう。

 お菓子や飲料といった一般的な商品と同じようにレジへ持って行き、支払いを済ませるだけで、インターネットでの買い物やゲーム、スマホアプリ内の決済に使うことができる。2013年よりインコム・ジャパン株式会社へ入社し、現在はビジネス・デベロップメント部のシニア・マネージャーを務める藤川誠史さん(43歳)に話を聞いた。

売り場レジを通した瞬間にコードが有効

 POSAとは、Point Of Sales Activationの頭文字を組み合わせたのもので、インコム・ジャパンの商標登録。「Point Of Sales=売場」で「Activation=有効化」するという意味で、米インコムの技術を用いた売場レジを通した瞬間に記載されているコードが有効になり、決済や課金に使用できる仕組みのこと。

POSAカードとはこの技術を用いて製造・販売されているカードのことを指します。商品名や通称としてギフトカードと呼ばれています。店舗によりますが、店頭POPには『POSAカード』『ギフトカード』などと記載され、陳列されています」(藤川さん、以下同じ)

万引きされにくいというメリット

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ビジネス・デベロップメント部のシニア・マネージャーを務める藤川誠史氏

 ただし、コンビニなどで販売されている商品自体には、商品デザイン設計上「POSAカード」「インコム・ジャパン」といった記載はない。「Appleギフトカード」や「Google Playギフトカード」、「アマゾンギフト券」といった名称で販売されているため、外装だけでインコムの技術が用いられているPOSAカードと見極めることはできないようだ

「コンビニでの年間流通額およそ5000億円」(インコム調べ)というPOSAカード。この売上を後押ししているのが、商品券やプリペイドカード(テレホンカードなど)との大きな違いであり、「万引きされにくい」という特徴でありメリットだ。

「POSAカードは、カードの後ろ側にあるスクラッチを削るとコードが出てきますが、このコードはレジで支払いしてはじめて有効になる。つまり、レジを通過するまでは『ただの紙切れ』。これが、POSAカードの一番の特徴です。だから、万引きもされにくい。たとえ万引きして持ち帰り、スクラッチを削っても支払に使うことはできません。この仕組みがPOSAカードを取り扱うコンビニや家電量販店などで好評となって販路が広がり、売上が伸びていったのです」

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