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岸田政権「新しい資本主義」で伸びる企業とは?プロが教える11銘柄

コラム

 参議院選挙の審判を経て、いよいよ岸田文雄政権の「新しい資本主義」政策が本格始動する。そんななか、爆益が期待できる成長企業と有望銘柄はどれか予測してみた。

株式投資

 岸田政権発足以降、「岸田関連株」に注目が集まっている。一方で、世界的なインフレが進行し、米国が利上げに動くなか、超低金利政策を継続する日本では円安が加速。先を読みにくい市況だが、「ヒントは岸田内閣の『骨太の方針』の中にある」という。

 SBI証券の投資情報部長・鈴木英之氏経済アナリストの馬渕磨理子氏@marikomabuchi)に聞いた。

「岸田関連株」に注目

 まず鈴木氏は人材コンサルタントのインソース(6200)に注目。

「『新しい資本主義』は長期的視点の渋い政策が多いのですが、目新しさを感じたのは『人への投資』。従来の注目分野だった人材派遣に、教育という視点が入ってきた。インソースは国内最大のLMS(学習管理システム)を提供しており、成長が期待できる。難点はすでに業績が好調で、PERが低めなことくらい」

ベアリングは自動車だけではなく航空機にも

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「科学技術・イノベーション」の注目銘柄は、NTN(6472)、ジェイテクト(6473)、NOK(7240)などベアリングメーカー。

「骨子の中の『防衛力強化』と大きな関係があります。ベアリングは実は自動車だけではなく航空機にも使われており、米国の航空・軍需産業とも取引がある。ウクライナ戦争で世界的に軍事費が増大していますし、コロナ禍が終われば民間航空機の需要も見込めます。円安も追い風になるはず」

 複合視点からは三菱重工(7011)やIHI(7013)にも熱い視線を送る。

「三菱重工はトラックで運搬できる超小型原発の商用化が話題で、環境・エネルギーなど複数の上昇要因があるのは魅力。IHIもさえない相場で逆行高する強さがあり、円安の利得も」

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