売上5億円「日本一売り上げるホスト」が語る、“1000万円の壁”を超える接客術
洞察力と超合理的な思考を武器に、コロナ禍ながら5億2000万を売り上げたホストの神・降矢まさき(@masaking927)。そんな神もデビュー当初はまったくの無名。
新宿・歌舞伎町のホストは8000人を超えるといわれている。勝ち抜くには、特別であるためのブランディングは必須。降矢まさきが、神になるためにステージごとに変貌させた、その“魅せ方”を公開する! 彼がいかに名を馳せたのか、自身のブランディング論を語ってもらった(以下、本人談)。
8000人を超える歌舞伎町のホスト
できる上司の犬になる、即電話に出るなど、新人時代は“愛される小間使い”のブランディングに徹しました。そもそもブランディングとは、お客様から応援してもらえるような独自の付加価値を創造し、同業他社と差別化を図ることです。
今の俺ならば、「ホスト界のエルメスになる」です。すでに俺は日本一の男ですが、ホストになるにあたって、世界中のセレブから愛されるこの超高級ブランドのポジションを目指しました。エルメスのように媚びず、怯えず、へつらわず。品質と品格の高さで勝負できるホストだったら……。
考え抜いて売れる準備を整えた者から売れていく
一般のホストと違って俺は、女性に媚びないし、外でキャッチをしたことも、SNSのDMを使った営業もしたことがありません。その代わり、ほかのホストの何倍も、お客様と信頼関係を築くことに時間と労力を割いてきました。
今でこそ店内で悠然と構えているだけですが、もちろん新人時代からエルメスだったわけではありません。ゴールを意識し、月の売り上げ150万、400万、1000万円と、ステージごとに戦略を取ってきました。そういう意味では、ブランディングは次のステージを見据えて変えるものであり、売れる準備が整ったから上の舞台に立てるとも言えます。
では俺が、どんなブランディング戦略を採用してきたか。紹介させてください。