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世界同時株安にも強い「相場の読み解き」方法。投資のプロなら知っている

コラム

トレードが難しいのはレンジ相場

 さて、ある個別株の4か月にわたる日足チャートを見てみたとします。この4か月の期間だけでも12月の安値から、3月の高値まで、値幅も3000→4300円と1300円あり、4300円まで上昇していく過程で、3回の上昇トレンドと、1回の下降トレンド、2回のレンジ相場が発生していたとします

チャート分析

4か月間の日足チャート ※『勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析2』より

 よって、特にスイングトレードをする場合などは、これらの相場をチャート上でいち早く察知し、チャートパターンやその相場に合ったテクニカル指標の売買シグナルを使って、うまいトレードを試みます。

 ただ、まずはこの中の上昇トレンドを狙って順張りでのトレードをすることが勝利への一番の近道になりますし、中期的なトレードであれば買った後に売りシグナルはかなり上のほうで出現しますので、ほぼ持ちっぱなしになります。

<TEXT/マネックス証券 福島 理>

マネックス証券勤務。1974年千葉県生まれ。2005年、証券業界に転身。自らの投資経験に基づき、個人投資家にテクニカル分析を中心とした啓蒙活動を行う。現在はマネックス・ユニバーシティ室長として投資教育に従事。日本テクニカルアナリスト協会 国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)。著書に『勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析』(扶桑社)ほか

勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析2

勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析2

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