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<漫画>女子高生が道を踏み外す時とは…。“裏社会”系ジャーナリストに聞いた

 地味な生活を送る女子高生の日常が些細なきっかけで崩れていく様子をリアルに描いているのが、電子漫画雑誌「黒蜜」(白泉社)で連載中のこんな人生は絶対嫌だ』(漫画:船木涼介、原作:丸山ゴンザレス)だ。

こんな人生は絶対嫌だ

『こんな人生は絶対嫌だ』(白泉社)

 各電子書籍サイトでも人気ランキングの常連となっている本作品。原作者は、裏社会に精通するジャーナリストの丸山ゴンザレスさん@marugon)。

 フィクションという領域に挑戦した理由や、本作の制作過程などを聞いたのが前半のインタビューに続いて、後半では作品の見どころや、丸山さんが見てきた「人間の感情」について語ってもらった。インタビュー記事後に1本のタバコを受け入れた女子高生が道を踏み外す時を描く『こんな人生は絶対嫌だ』の第1話後編を掲載(※この記事は一部作品のネタバレを含みます)。

【マンガ】⇒『こんな人生は絶対嫌だ』第一話を読む

入金明細を見て反響を感じた

――各配信サイトでランキング入り常連の本作ですが、ご自身が反響を感じることはありますか?

丸山ゴンザレス(以下、丸山):1番感じたのは入金明細ですね。今までのライター仕事だと電子媒体ってはっきり言って収入になると思ってやってなかったんですね。やりたいからやる仕事だったというか。でも明細のダウンロード数と売上を見ると、思った以上に読んでもらえてるみたいです。

――丸山さんが思う『こんな人生は絶対嫌だ』の見どころを教えてください。

丸山:前シーズンの主人公を見た次のシーズンの主人公が「あんな人生は嫌だ」と思うシーンがあるんですね。そして次の嫌な人生に連鎖していく。あれは一番好きですし、毎回船木さんがどう描いてくれるのか楽しみにしてる部分です。

――読者視点だと正直どの人生もかなりいやだなと思ってしまうのですが。

丸山:人間って結局、他人と比べなかったら優劣なんてわからないんです。そして「こんなやつ嫌だな」って思うときの自分って大体それ以下なんですよね。

「隣の芝は青く見える」の逆パターンといいますか。あいつよりはましだとつい安心してしまう。現代社会を生きる人々の心理や感情を出していきたいですね。それが連鎖していって最後どこに着地するのかっていうのを物語として描きたいですね。

他人に年金の心配をされることも

丸山ゴンザレス

丸山ゴンザレスさん

――他人の一面だけを見て勝手に優越感や劣等感を感じてしまうというのはありますよね。

丸山:例えばただのフリーターだと思ってた子が実は会社を経営してて、暇つぶしにバイトしてるとかあるんですよ。「いい年してバイトなんかしてこの先どうすんの?」と言われているけど、本人は普通にお金持ちとか。

 実は僕もそこまで大きな商いではないですが、会社経営とか多角的にビジネスを展開していたりします。でも側から見ればフリーターみたいな暮らしをしている中年のおじさんに見えるから「年金とか大丈夫なの?」みたいなことはたまに言われますね。

 僕側も内心「めっちゃ気にして対策してるから大丈夫だからな!」と思っていたりしますが。結局みんなよく知りもしないで、見たいところを見たいように見るんです。現代人の病んでいるところだなと思いますね。

こんな人生は絶対嫌だ 1

こんな人生は絶対嫌だ 1

平凡な女子高生の紗希は両親が不仲で八つ当たりを受けていた。ある日、高校の不良集団に目をつけられた紗希は恐怖するが、たった1本のタバコの喫煙を受け入れたことで、なぜだか不良たちと紗希は居心地のいい関係を築いていくが、惨劇のはじまりだった。紗希の人生はどうなってしまうのか!?

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