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「KREVAさんに即リプ」SKY-HIが明かす、目標に到達するための行動力

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 話題の7人組ボーイズグループ「BE:FIRST」の生みの親でもあるラッパーでソングライターのSKY-HIさん@SkyHidaka

晴れるまで踊ろう

SKY-HI『晴れるまで踊ろう』(扶桑社)

 2005年に男女混合パフォーマンスグループ「AAA」のメンバーとしてデビューし、2020年にはレコードレーベルを立ち上げ、CEOに就任。私財1億円を投じて開催したオーディション「THE FIRST」での言動は、「理想の上司」「次世代のリーダー像」だと話題を集めました。

 プロデューサー、起業家としても注目を集めているなか、4月15日に初めてのエッセイ『晴れるまで踊ろう』を発売しました。今回はSKY-HIさんが目標を達成するためにしてきたことを紹介します(以下、同書より一部編集のうえ抜粋)。

未来目標ではなく、未来決定をしていく

 目標があったら、できるだけ具体的にイメージすることって大切だと思う。そうすることによって、より細かく分解できる。細かく分解できると自分が何をしなければいけないかが見えてくる。しつこくやることも大切。目標に到達するまでやり続ける。いつ、どこで、どうして、どんなふうに……みたいなことを割り切れなくなるまで繰り返す。

 例えば「武道館のステージに立ちたい」という目標があるとします。自分の場合は、まず「30歳まで」に「ヒップホップ」の「ソロ・アーティスト」として「武道館でライブ」をやるという目標を立てたわけです。それを、そこから、さらに細かく分解する。

 これ以上もう無理でしょう、というところまで細かく刻んで検証する。20曲ぐらいのセットリストを考えたり。1曲目は? 2曲目は? それぞれの曲調はどんな感じなのかを考える。自分でトラックを作るのか。それとも誰かにプロデュースを依頼するのか。そういった細部まで徹底的にイメージするんです。そうすることによって自分がやらなければいけないことがはっきりするから

欠けたピースを埋めて目標に向かう

ステージ

※画像はイメージです(以下同じ)

 当然、想像力も必要。武道館公演の当日、その日の様子を朝から晩まで克明に想像するんです。朝は何時に起きるのか。どう身支度をするか。会場までの交通手段は何なのか。リハーサルは何時からか。バンドは何人編成か。スタッフは何人くらいいるのか。本番直前の自分の気持ち。その緊張感と高揚感。照明の当たり方。観客席の見え方。声の調子。楽屋の様子。打ち上げ光景。

 そんなふうにありとあらゆるものを具体的に想像する。わからないこともたくさんあるから、ぼんやりとしかイメージできない部分もあるとは思う。そういう抽象的にしか思い浮かべられないところを、その欠けたピースを、どうにかして埋めていくのが目標に向かっていくということでもある

 全部がうまくいくわけではないけど、とにかく一つ一つやってみる。因数分解したところから現実的に目標へ向かっていくしかないと思うんですよね。

晴れるまで踊ろう

晴れるまで踊ろう

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