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「KREVAさんに即リプ」SKY-HIが明かす、目標に到達するための行動力

暮らし

目標への道のりが「未来計画」になる

ミュージシャン

 実際に、それを自分はやってきた。というか、それしかやってない。

 SKY‐HIとしての最初期の作品のひとつ『FLOATIN, LAB』なんて完全にそういう作り方でしたよ。ちょっと入口は違うけどKREVAさんの「PROPS」に参加したのも同じようなことで。KREさんの「ラップするしかないトラックができた。俺の頭の中には4人のラッパーが浮かんでるぜ」みたいなツイートを見て、その瞬間に「俺のことだ!」と思って即リプライを送りました。想像力と行動力。それで実際に参加させてもらったわけですから。

 面白いのは、そんなふうに目標への道のりをイメージして、うまく未来決定ができたときって……あ、その計画のことを勝手に未来決定って呼んでて、そういう未来決定が完璧にできたときって、ものすごいドーパミンが出る。本当に出てるかは知らないけど、とにかく考えがまとまって道筋が見えたら、めちゃくちゃ気持ちよくなるんです。

 うわ! やがてこんな現実がやってくる! そんなふうにテンションが上がって楽しくなっちゃうんですよ。僕自身、そういうことの繰り返しで、ここまできました。

ソロ・デビューをつかみ取るまでに

 さっきも挙げた『FLOATIN, LAB』っていうコンピレーション・アルバムを作ったとき。2011年から2012年にかけてかな。SKY‐HIとしての実績がほとんど何もない時期。もちろんソロ・デビューもしてない。だから、まずはソロ・デビューを目標に定めた。それを因数分解して、そのためには何をすればいいか、ということを考えていった

 まずはSKY‐HIの存在を認識してもらう必要があったから、いろいろなラッパーやトラックメーカーとコラボレーションして、その曲をネット上で無料で発表するっていう活動から始めて。毎月1曲ずつ発表して、それが溜まったらコンピレーション・アルバムとしてまとめる。そして、それで結果を出してソロ・デビューをつかみ取る。

そこまでを最初の段階から想像してました。そして、一つ一つ現実にしていった。

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