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想像以上にニオイが…“パンダの聖地”で心に傷を負った男性の告白

コラム

 愛くるしい見た目で老若男女に人気のパンダ。日本動物園水族館協会によると、加盟している国内90施設(2021年12月13日時点)の動物園のうち、パンダが飼育されているのは、上野動物園と神戸市立王子動物園、和歌山のアドベンチャーワールドのわずか3か所。動物園では定番どころか超レアな存在なのです。

パンダ

成都パンダ基地のジャイアントパンダ

 そんなパンダの聖地として有名なのは中国四川省。今も野生のパンダが確認されており、その生息地はユネスコの世界遺産にも登録されています。現地には大規模な保護施設もあり、観光名所としても人気。コロナ前は世界中から多くの旅行客が訪れていました。

聖地・四川にパンダを見に行くことに

 広告会社で働く定岡丈太さん(仮名・32歳)も2017年の正月休みを利用して四川省を旅行。ちなみにパンダを見たのはこのときが初めてだったそうです。

「実は、ゲームの影響で子供のころから三国志が好きで、四川省って劉備や諸葛孔明がいた蜀の国があったところじゃないですか。だから、以前から来たいと思っていて、パンダはあくまでそのついで。せっかくだから一応見ておこうかなって程度だったんです」

 ちなみに訪れたのは、四川省最大の都市、成都市の郊外にある成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地。市内で昼食を済ました後、タクシーで向かったそうですがここでアクシデント。移動中の車内で気分が悪くなってしまい、嘔吐する寸前の危機的状況だったといいます。

中国四川省・成都にあるパンダ基地を訪問

パンダ

本場四川の麻婆豆腐。山椒がたっぷり

「かなりスピードを飛ばす運転の荒っぽいドライバーで、信号で止まる時もゆっくりではなくキュッと勢いよく止まっていました。それにこの直前、四川料理のレストランで昼食を済ましたのですが美味しかったけど、辛いうえに思った以上に脂っぽくて。30分くらい乗っていたのですが、着いた後、ダッシュでトイレに駆け込むことになってしまいました(苦笑)」

 おかげですっきりしましたが、気持ちの悪さは解消できず、気分もコンディションも最悪。それでも2度とここに来る機会はないと思い、重い腰を上げて園内を回ることに。

 この繁殖基地では数多くのパンダが飼育されており、園内の至るところで見ることができましたが感動などは皆無。それどころか再び吐き気がこみあげてきたそうです

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