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周囲から「信頼できる人」と思われる。リーダーの素養「仕切る力」の身につけ方

キャリア

 リーダーの素養のひとつとしても求められる「仕切る力」。うまくいっている部署やグループでは、この力をうまく使い、場を取り仕切っている人がいます。ですが、仕切る力はもともともっていたその人の才能のように思われがちです。本当にそうなのでしょうか。

会議

※画像はイメージです(以下同じ)

 そんな疑問に答えてくれるのは、「ABEMA Prime」の進行を務め、先日、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2022」ビジネス実務部門賞を受賞した書籍『超ファシリテーション力』(アスコム)の著者で、テレビ朝日アナウンサーの平石直之氏@naohiraishi)。

「もともと私は自分から場を仕切っていくタイプの人間ではありませんでした」という平石氏は、同時に「仕切る力は、ちょっとした工夫やテクニックを学ぶことで、だれでも身につけることができる」といいます(以下、平石氏の著書より寄稿)。

話し上手より聞き上手であることが重要

「仕切る力」は昨今のビジネスシーンにおいて、「ファシリテーション力」と言い換えられ、会議やグループミーティングなど、複数の人が集まる場で必須のスキルとして、浸透しはじめています。このファシリテーション力を身につけ、高めていく方法として、私は「準備力」「聞く力」「場を作る力」の3つの力が必要だと考えています。

 とくに、よく誤解されがちなのが、仕切るために必要な力が「聞く力」だということです。一見、仕切る役割を任される人は「話す力」、コミュニケーション能力の高い人のような気がしますが、そうではありません。

 私の場合、たとえば会議が始まった際に、準備してきたことはいったんすべて脇において、目の前の議論に全エネルギーを集中させています。テーマと狙いを説明したのち、参加者の言葉に全力で耳を傾け、その主張や空気を受け止めながら議論を展開させていきます。

「討論の猛獣たち」を仕切るときは…

超ファシリテーション力

平石直之『超ファシリテーション力』(アスコム)

 仕切る役割を担う人は、受け身のポジションを取りながら、参加者の言葉を拾って補足し、軌道修正し、“芯を外さない進行”を実現させていきます。大切なのは、自分が何を言いたいのかではなく、いかに参加しているメンバーの言葉を受け止めるかで、その意味では「聞く力」こそがファシリテーションのかなめだと感じています。

 私も仕切る役割を担う番組では、「討論の猛獣たち」の投げる(発する)はみ出しそうなボール(言葉)を、飛びついてでもキャッチすることにほぼ全神経を集中させています。そうすることで、議論を深めていくことができ、また「このファシリテーターであれば話を聞いてくれる」という信頼感を参加者に与え、場の心理的安全性も確保できるのです。

超ファシリテーション力

超ファシリテーション力

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