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ランチ会議、有給休暇…「ツライ職場」の同調圧力の悩みを産業医にぶつけてみた

学び

 一億総活躍社会実現に向け、労働環境の転換期を迎えている。働き方改革に、DX化、コロナ禍のリモートワークetc. 仕事の負担は軽くなるはずなのに、なぜ、こんなに会社がツラいのか……。そんな強いストレスを抱えているサラリーマンの悩みに、専門医が回答する。

会社がツラい

※写真はイメージです(以下、同じ)

右向け右と、皆同じがいい【同調圧力】

 まさに、出る杭は打たれる。「和を尊ぶ気質が備わっている私たち日本人は、一人だけ得をして秩序を乱すのは許さないという集団心理が働きやすい」とは産業医・精神科医の奥田弘美氏

 日本人は欧米人に比べ、「自分の取り分を減らしてでも、相手の取り分を減らそうと、いじわるをする傾向が強い」という研究結果もあるとか。

 今回はそんな強いストレス状態にある、サラリーマン3人に「同調圧力」の悩みについて教えてもらい、産業医・大室正志氏@masashiomuro)からアドバイスをもらった。

Q「気づいたら職場で孤立」

ランチ お弁当

▼ 相談者…水田翔真さん(仮名・32歳・通信メーカー法人営業)
 愚痴を言い合うだけのランチ会議は時間のムダ。生産性だけは誰にも負けない自分は先日、大口契約をゲット。しかし、いつの間にかチームでは浮いた存在に。これじゃ必要な情報も入ってこないし、今後も不安すぎる!

▼ 産業医 大室正志氏の回答
 かつての「飲み会で酒を飲めないと言ったら上司に怒られる」というようなハードコアなのは減っていますが、まだまだ会社に同調圧力が存在するのは事実です。やはり職場では最低限のコミュニケーションを維持して、つかず離れずの人間関係を心がけることは、サラリーマンとして無難な立ち居振る舞いと言えるでしょう。

回答【いまだ根強くはびこる同調圧力の存在。サラリーマンは不可避!】

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