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小田急の人気ベーカリー「HOKUO」が全店閉店か?懐かしの面影に会える方法も

ビジネス

懐かしの面影に会えるかも?

北欧

こちらは南海電鉄と北欧の合弁会社を前身にもつ「ALFHEIM」(大阪府)。現在は看板に「HOKUO(北欧)」の文字はない

 例えば、北海道の北欧本社の経営を引き継いだ「北欧STプラン」(本社:北海道札幌市)は、北欧トーキョーと同様にコロナ禍で店舗網を縮小することとなったものの、現在もベーカリー「北欧」1店舗を運営。

 さらに、東北~北陸甲信越に幅広く展開した「マルシャン北欧」(本社:新潟県長岡市)を前身に持つ各店舗や、関西各地に展開し、南海電鉄と北欧の合弁会社を前身にもつ「ALFHEIM」(本社:大阪府大阪市、のちに「ハークスレイ(ほっかほっか亭運営)」傘下を経てスーパー「万代」の子会社)、宅配ベーカリーを展開する「北欧SSプラン」(本社:札幌市西区、北海道・東北9事業所)など、今も全国各地でさまざまな企業が「北欧に起源を持つベーカリーチェーン」として営業し続けている。なかでも札幌の「北欧STプラン」が展開する「北欧」はJR札幌駅ビル「アピア」内にあるため、そのアクセスもバツグンだ

北欧

JR札幌駅の「北欧(HOKUO)」は北欧トーキョーと同様に塩パンが人気商品の1つ。同店を展開する企業もコロナ禍のなか店舗網を縮小、わずか1店舗のみ(2022年1月時点)となった(写真:アイビスさん)

 これらの店舗はすでにメニューやレシピが各社で異なっている部分が多いものの、もし旅先でこうした元北欧の店舗に出会ったならば、懐かしの「北欧/HOKUO」の面影を味わってみてはどうだろうか。

<取材・文・撮影/都市商業研究所 淡川雄太>

若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体『都市商業研究所』。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitter:@toshouken

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