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おいしいと噂の保存食を4つ実食。牛丼、貝出汁ラーメン…普通にウマい!

暮らし

 わたしたちの生活様式に、多くの変化をもたらしたコロナ禍。その中で大きく拡大したのが「保存食」の市場です。

イザメシ

今回紹介する4品

「自然災害が起きると保存食の需要が増加する」のは当然といえど、これまで多く動いていたのは、主に企業備蓄用のものでした。しかし、今回のコロナ禍では、一般消費者がネットや生協で購入する「個人用」保存食の売上が急増化しているといいます

 そうした需要の高まりを受け、保存食のあり方にも大きな変化が。「食」としての満足度にフォーカスし、これまで度外視されがちだった味や、品目のバリエーションにこだわる「保存食ブランド」が人気を集めているのです。そのひとつが「イザメシ」です。<備蓄食から、おいしく食べる長期保存食へ>というコンセプトの通り、どの品目もぱっと見美味しそうです

 今回は、「イザメシ」の保存食を実食。京都の有名店「麺屋 優光」とコラボしたという特製ラーメンを筆頭に、「牛丼」「ホタテと卵のチリソース」「トロトロねぎの塩麹チキン」の4品目をレビューしました。そのお味、そして保存食としての有用性はいかに!?(※価格はオンラインショップ「upstairs outdoor living」より)

1)旨味溢れる貝出汁醤油ラーメン:メンマの質が高い

 1品目は、京都の有名ラーメン店「麺屋 優光」とのコラボ商品「旨味溢れる貝出汁醤油ラーメン」(999円、賞味期限3年)。パッケージに写る分厚いチャーシュー、全粒粉と思しき麺、澄んだスープが食欲をそそります。

イザメシ

旨味溢れる貝出汁醤油ラーメン

 実食して、まず具材が素晴らしいと感じました。厚みあるチャーシューも美味でしたが、驚いたのはメンマの質。穂先はホロホロ柔らかく、根本はシャキシャキ歯ごたえがある……という2種の楽しみ方が出来、満足度が高かったです。その一方で貝出汁をフィーチャーしたスープは美味しいのですが、少ししょっぱい印象も……。

「保存食」っぽさは皆無

イザメシ

作り方は、一般の袋麺と変わらない

 とはいえ、総じて、お店で食べるようなラーメンには及ばずとも「保存食」っぽさは皆無で、美味しくいただけました

 ただ、作る際に一般の袋麺と同じように、鍋や熱湯が必須ということが気になりました。袋麺の賞味期限はだいたい1年程度。こちらはその3倍保存が効くというメリットはありますが、「保存食」は「非常食」でもあるはず。有事の際を想定して、作り方にも何か新たな提案があればな……と思いました。

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