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黒木華に聞く、人生で“先生”と呼べる人物「今でもふと浮かんだりします」

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 映画デビューから今年10周年となる黒木華さん(31)。当初よりその高い演技力と老若男女問わない人気を誇る黒木さんが、同じく高い演技力に定評のある柄本佑さんとW主演を務めた映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』が公開中です。

黒木華

黒木華さん

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 結婚5年目を迎えた漫画家夫婦の佐和子(黒木)と俊夫(柄本)。あるとき、佐和子が不倫をテーマにした新作を描き始めるが、その内容が俊夫と佐和子の担当編集者の千佳(奈緒)との不倫にそっくりで……。最後の最後まで展開の読めないオリジナル作品に挑んだ黒木さんに、「佐和子の言動は理解できる?」「柄本さんの印象は?」といった質問から、「自分にとっての先生は?」など、黒木さん自身のことも聞きました。

佐和子の気持ちを理解はできるけど

――堀江貴大監督によるオリジナル作品ですが、男性監督が書かれた脚本にも関わらず、女性の心理もすごく分かっている感じがしました。

黒木華(以下、黒木):はっきりと「これが嫌だ」と言ってくれたら分かりやすいけれど、佐和子は、「自分で考えて気づいて」とそれとなく示すタイプ。監督が、「自分がされたら嫌なこと、こういう詰め方は嫌だろうなということを書いた」と仰っていました(笑)。

――黒木さん自身は共感できますか?

黒木:理解できなくはないですが、実際に佐和子のようにじわじわと責めることはしないです(笑)。

柄本佑の自然なスタンスは憧れ

先生

(C) 2021『先生、私の隣に座っていただけませんか?』製作委員会

――特に面白みを感じた点はどこですか?

黒木:どれが本音か分からないところに面白さを感じました。不倫という題材にフォーカスが当てられがちですが、佑さんが「すごくエンタメとして成立している」と仰っていて。確かにそうだなと思います。

 俊夫さんが不倫をしているから、仕返ししてやろうという気持ちだけではなく、色んな感情がごちゃまぜになって出ているところがすごく面白いと思いました。佐和子にとって憧れの存在だった俊夫さんに、今では動かなくなってしまった心を動かしてほしいという気持ちもあると思います。

――柄本さんの印象を教えてください。完成作では、共演シーン以外での俊夫の右往左往している様も見たと思いますが。

黒木:全てが面白かったです(笑)。芝居中にこれほどフラットに、力を入れずに立てる方ってなかなかいないのではないかと憧れます。以前、(柄本)時生くんとお芝居をした時にも同じことを感じました。いろいろと考えていらっしゃるはずですが、考えている感じを微塵も出さない。

 本当にふらっとそこにいらっしゃって、俊夫さんだったらこうするだろうなということをさらっとされる。それに、佑さんは最初からとても優しい方で、常にフラットに構えてくださったので、私も気負わずにお芝居できました。すごく楽しかったし、佑さんが俊夫さんで本当によかったです。

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