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同級生を倉庫に…「過去のいじめ自慢」をする同僚がたどり着いた先は

コラム

LINEでもエスカレートする話

 この飲み会からEさんは過去のいじめを隠すどころかLINEでも武勇伝のように語るようになります。日に日に彼を軽蔑する人は増えていきましたが、上司に好かれるEさんに強く言える人はおらずその過激な発言はエスカレートするばかり。

「部の男性だけが参加するLINEグループで後輩に『俺にいじめられて引きこもりになるなよ』と冗談交じりに言っているところを見ましたし、僕も『お前はいじめられていた側だろ』と言われました。あまりにも酷いので、なにか対策をしなければと他の同僚たちとも話し合っていたんです」

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 怯える様子の後輩や不機嫌になる同僚なども続出し、部内は目に見えてよくない雰囲気になっていったそう。そろそろ社員たちが限界を感じていたある日、突然Eさんが会社を休んだのです。そしてそれからしばらく会社に来なくなってしまいました。

自慢できない過去の産物

 それから1週間後、出勤してきたEさんはひどくやつれた様子。周囲ともあまり目を合わさず、いつもの自信満々な雰囲気からは程遠くなっていました。すると別の部署にいる同期の友人がLINEでその理由を教えてくれたのです

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「友人はその取引先に大学の同級生がいて教えてもらったそうなんですが、要はいじめ自慢が婚約者にバレて婚約破棄されたとのことでした。さらに取引先にも過去が知られてしまって担当からも外されたんです。その引き継ぎは僕がしたので知っていたんですが…」

 事態を重く見た中村さんの会社は、Eさんに支店への異動を言い渡していました。しかしそこは現在ほぼ機能していないような場所。一度は異動していったEさんでしたが、その環境に耐えられず、すぐに退職していったとのことでした。

「今は消息不明というか、どこで何をしているのか誰も知りません。過去のこととはいえ、いじめは許されないことです。ましてや自慢するなんて…。これが自分がしたことの代償なのだとわかってくれるといいんですが…」

<TEXT/つる>

食べること、お酒、音楽、辛いものが大好き。30代になっても派手髪から抜け出せません。外に出るのはお酒が待っている時だけという姿勢を崩さず、今日も適当に生きています

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