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4人組バンド「緑黄色社会」から、働く20代へのメッセージ「焦る必要はない」

暮らし

 若者を中心に多くの支持を集めている4人組バンド・緑黄色社会@ryokushaka)が、シリーズ累計200万部を突破するはやみねかおるの推理小説シリーズを実写化した映画『都会(まち)のトム&ソーヤ』(7月30日・金 全国公開)の主題歌を担当した。

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左から、peppe(Key.)、穴見真吾(Ba.)、長屋晴子(Vo./Gt.)、小林壱誓(Gt.)

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 本作のために書き下ろした新曲「アーユーレディー」は、夏や青春を感じる作品となっている。

 20代半ばのメンバーで構成される緑黄色社会は、2012年に結成。2021年7月に9周年を迎えた。数々の映画・ドラマの主題歌やCMソングを手がけている。9年間も多方面で活躍を続けられた理由のひとつには「4人のチームワークがあったから」と口を揃えて言う。

 メンバーの長屋晴子(Vo./Gt.)、小林壱誓(Gt.)、peppe(Key.)、穴見真吾(Ba.)にインタビューを行ない、これまでの活動の軌跡、同世代へ投げかけたいメッセージなどを聞いた。

夏休みの映画って、また違う思い出になるから…

――映画『都会のトム&ソーヤ』の主題歌を担当すると決まったとき、率直にどうでしたか?

長屋晴子(以下、長屋):原作のファンがたくさんいらっしゃることと、以前映画の主題歌をさせていただいた河合勇人監督のお誘いということもあって、素直にうれしかったです。そのときの作品とは違う作風だったので、また新しい緑黄色社会が出せるかもしれないとわくわくしていました。

小林壱誓(以下、小林):なによりも河合監督が「お任せします」「好きにやってください」と言ってくださったことがうれしかったですね。明るくて疾走感がある曲が希望だけど、あとは緑黄色社会にお任せで、と委ねていただけたので、すごくやりやすく、気持ちよく曲が書けました。

peppe:夏休み期間の映画って、普段とはまた違う思い出にもなるのかなと思ったので、その時期に公開される映画の主題歌をさせていただくことは、率直にうれしかったです。

音楽のバトンを次の世代に渡したい

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長屋晴子(Vo./Gt.)

小林:夏が好きだからね(笑)。

peppe:夏のテンションは全然違うんですよ(笑)。個人的に夏が大好きなので、ハッピーな感じが届けられたらいいなと思っていました。

穴見真吾(以下、穴見):音楽でみんなの青春を作ることが、僕個人のテーマなんです。青春を味わっている人、青春を思い出す人、いろいろと青春にまつわることを感じ取れる映画だったので、そこに関われることが本当にうれしかったですね。

――偶然にも思いやテーマが重なったわけですね。

穴見:そうですね。僕は10代の頃、音楽がなければどうなっていたかわからないような人間だったので、そういう意味では恩返しをしたいとも思っています。音楽でもらったバトンを年下の人たち、次の世代に渡したいという気持ちで音楽をやっているところがあるので。

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