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死屍累々のスマホ市場に、意外な挑戦者。ライカから19万円の高級品も

ガジェット

 2021年5〜6月にかけ、意外なメーカーによるスマホ参入が相次いで報じられた。高級カメラ製造で知られるライカ(ドイツ・7月16日発売)と、デザイン家電が評判のバルミューダ(日本・11月以降発売予定)の2社だ。

ライカ

画像はソフトバンク公式サイトより

 現在の日本における売れ筋は、AppleによるiPhoneと、中国系メーカーによるAndroidスマートフォン(いわゆる「中華スマホ」)である。競馬に例えるなら、iPhoneが逃げ馬、中華スマホが差し馬といったところだろうか。

 そういうわけで今日では、中国系メーカーが日本・台湾・韓国のメーカーを追い抜きつつある(SAMSUNGは善戦しているが)。最大の武器は安価と高性能だが、「格安プラン」を提供するキャリア各社が中華スマホの販路になったのも追い風だ。

 依然として競争の激しいスマホ業界だが、畑違いとも思われるライカやバルミューダが出走するのはなぜか、その背景を探ってみたい。

ライカのスマホは19万円

 ライカブランドを背負って発売される新型スマートフォン、その名前は「LEITZ PHONE 1」。シャープ製「AQUOS R6」をベースに独自チューンの光学ユニットを搭載、そのカメラ性能をセールスポイントにしている。ただし、この機種に関してライカの立場は「全面監修」に留まっており、スマホ本体がドイツ本国で製造されるわけではない。

 現在のところソフトバンク専売となっており、機種代は19万円程度をつける。「トクするサポート+(特典A)」を適用すれば半額程度になるが、この場合には機種変更時に端末が回収されるため、ライカファンはこのオプションを選ばないものと思われる。

類似機種とは差別化できている

ライカ カメラ

ライカのカメラ ©︎boysen

 やはり、LEITZ PHONE 1を町中で見かける機会はそう多くないだろう。最高級機として、むしろ「Android OSを搭載した、質の高いコンパクトデジカメ」として、マニアの間で存在感を醸していくはずだ。

 同じようなマーケティングを行っているAndroid端末はすでにあり、ソニーの「Xperia PRO」(実売25万円程度)がそうだ。こちらは映像制作の現場をターゲットにしたものであり、趣味的な静止画撮影をメインとするLEITZ PHONE 1とはすでに一定の差別化がなされている。

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