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転職報告で上司の“ウザい引き止め”を突破する方法

学び

人生の選択を上司に委ねるべきではない

 このような上司の反応は、はっきりと「転職するな」と反対しているわけではないため、ある意味対応が難しいものです。しかし、上司の時間稼ぎに付き合わされると、転職市場における売れ時を逃してしまいます。

 転職と年齢の関係は深く、年齢を重ねるごとにチャンスは少なくなってしまうからです。

 たとえ、「後任が決まるまでは残って欲しい」と上司に言われたとしても、それは会社として手当すべき問題であり、本来は退職する人間には関係のないこと。

 おそらく多くの企業の就業規則には、「退職の申し出は1か月前までに」といったルールはあるでしょうから、そうした決まりごとさえ守っていれば、何ら問題ないはずなのです。

「転職します」と言い切ってしまう

横断歩道を渡る人々 日本

 ですから、もしあなたが上司の転職ブロックを気にしているのであれば、強い態度で臨むのも一案でしょう。そのためには、上司にお伺いをたてるのではなく、「言い切る」という方法が効果的です。

「転職したいと考えていますが、よろしいでしょうか?」では、さきほど説明したような上司の態度につながってしまいます。そうではなく「転職します」と言い切ってしまうのです。そうすると、上司としても、あなたの転職を真剣に考えざるを得ません。

 それでも何かしらの理由をつけて上司が時間稼ぎをしようとしている態度が見えたのなら、「期限を決める」ことをお勧めします。もしあなたが転職先を決めているのであれば、「転職先に明日までに内定承諾の旨を回答する必要がある」と事情を伝えれば良いのです。

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