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旅行先で乗ったタクシーが大暴走!「絶叫マシンより怖い」26歳男性の体験

コラム

 お客の命を預かるタクシーやバスは安全運転がモットー。たまに荒っぽい運転手もいますが、それはあくまでごく一部。ところが、海外に行くとお客を乗せているとは思えない猛スピードで車を走らせるドライバーも少なくありません。実際、海外旅行先などで体験したことがある人もいるのではないでしょうか。

海外 トラック

画像はイメージです(以下同じ)

車を手配するもやってきたのは…

「噂には聞いていましたが、それ以上でしたね。乗っている間はあまりのスピードに途中ウトウトすることもできず、ずっと手汗が止まりませんでした(苦笑)」

 そう振り返るのは、システムエンジニアの桑沢丈弘さん(仮名・26歳)。就職して2年目の夏休みにネパールを訪れた際、首都カトマンズから約200キロ離れた別の街への移動手段に車をチャーター。

 宿泊先のホテルの従業員に手配を頼んだところ、バスよりも目的地に早く到着予定で、長距離の移動にもかかわらず日本円で3000円程度と安く済むそうでした。

「本当はタクシーをお願いしたつもりなのに来たのはtaxiの表示がない、ただの車。それも日本ではほとんど見かけない古いモデルのカローラでした。窓も、ボンネットも汚れていて不安でしたが選択肢がほかにあるわけでもなく、乗るしかありませんでした」

ニッコリ笑って「ノープロブレム」

モンスタードライバー

 それでもカトマンズ市内は細い道が入り組んでいること、また交通量も多いこともあって、車はゆっくり走っていたとか。しかし、郊外の広い道に合流すると、ドライバーは人が変わったかのようにアクセル全開で飛ばし始めます

「運転手は人の良さそうな感じの青年だったんですけど、いきなりインド映画に流れてきそうな陽気の音楽をかけ始めたと思ったら、背中がシートに吸い付きそうなほどの急加速。それまでは車窓の景色をのんびり眺めてましたが、とてもそんな気分にはなれません。こんなにスピードを出したら事故を起こすんじゃないかと気が気じゃありませんでした」

 さすがにちょっと怖かったらしく、そんなに急がなくてもいいと英語で伝えたそうですが、運転手はニッコリ笑って「ノープロブレム」と一言。さらにキャンディをくれたといいます。

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