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芸歴2年目の“最注目”芸人が語る、飛躍の1年「乳首ネタは家族の後押し」

暮らし

友人とのおふざけから生まれたネタ

高田ぽる子

ぽる子:もちろん、あれだけの大舞台なので緊張はしたけど、コントをやっている時間は緊張感より楽しさのほうが勝っていました。ただ、ネタ終わりの燃え尽きた状態で、MCの霜降り明星さんとトークしないといけないのですが、そっちのほうが心臓バクバクしてやばかったです。

――このネタは代表作のひとつになりそうですね。ぜひ誕生の経緯を教えてください。

ぽる子:私が芸人になる前、地元の北海道で専門学校に通っていました。

 そのころ、仲の良かったクラスの友人と「すみません。忘れ物なんですけど、このへんに乳首落ちてなかったですか? Lサイズの茶色です」「ああ、ピンクのSサイズなら持ってますよ」みたいなおふざけをよくやっていて(笑)。それが学生時代の楽しかった記憶として、ずっと頭の片隅に残っていました。

 芸人になってから、あのエキセントリックな乳首の掛け合いをフリップ芸にしてみたらおもしろいかもと気がついて。そのままライブでも使えるネタにブラッシュアップさせてもらいました。

先輩芸人の評価に勇気づけられた

高田ぽる子

――R-1グランプリの放送終了後、多くの反響が寄せられたと思います。印象に残ったものはありましたか。

ぽる子:やはり芸人としての知名度がグンと上がりました。Twitterで応援メッセージのDMをたくさんもらえるようになりましたし、テレビを観た小学生の子から人生初のファンレターをいただいたりとか。

 どちらかというと、お笑いライブに来てくれる方々というのは、年齢的に私よりも上の世代が多いので、私のネタを見る機会が少ない子どもたちから、高田ぽる子を認知してもらえるようになったのは嬉しかったです。

 それと、よくライブでご一緒する先輩芸人から、今回R-1グランプリで審査員をされていたホリさんが「ぽる子おもしろかった。本人にも伝えておいて」と、お褒めのことづてをいただきました。他にもいろいろな方からコメントをいただいたのですが、今すごく活躍されているチョコレートプラネットの長田(庄平)さんからは、「俺の中でナンバーワンだった」とラジオで言ってもらえて。

 こうした諸先輩方のエールは本当にありがたいことですし、もうどんなアンチも怖くないと思えるほど勇気づけてもらえました。

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