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コロナ禍で“東京→群馬”に郊外移住した外資系マンが語る「本当の住み心地」

暮らし

勢いで飛びつくと失敗する

郊外でのんびり暮らす

家族でアウトドアを楽しむ時間は増えたという。「キャンプやスキーで汗をかいたら、すぐ温泉に浸かれるのは最高。東京にいた頃より、プライベートが充実してます」

 現在はブログなどで地方移住に関する情報を発信しているが、「移住に熱心な町も増えたとはいえ、勢いで飛びつくと失敗する」とか。

「移住の補助や制度は整えていても、肝心の職員があまり熱心でない場合や、移住後のケアが手薄なこともある。移住前には自治体窓口に赴き、直接、自治体の熱量を確かめるのが肝心です

 2月には東京の戸建てを元値と同価格で売却し、みなかみに170坪の土地を購入。2500万円ほどかけて、新居を建設するとか

「みなかみに住むのは子供たちが中学卒業までの期間限定かなと思います。環境の変化に応じて、移住先も検討できたら面白いですね」

 移住にも緻密な戦略が不可欠だ。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

【鳴海 侑】
まち探訪家。これまで全国650以上の市町村を訪問。「まち」をキーワードに、執筆をはじめとした、さまざまな活動を行う「まち探訪家」として活躍

【櫻井幸雄】
住宅評論家。年間200件以上の物件取材を行う住宅評論家。首都圏だけでなく、近畿圏、中部圏、福岡、札幌など全国の住宅事情に精通する

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