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メンソールで勃起不全になるのは本当か「勃起不全(ED)の都市伝説」の真相

 近頃よく使われる言葉のひとつに、「クオリティ・オブ・ライフ」というものがある。略して「QoL」で、1人ひとりの生活の質を指す新語だ。この考えかたは、GNPやGDPのように、必ずしも経済と直結したものではない。

頭を抱える男性

画像はイメージです(以下同じ)

 お金がなくとも幸福に暮らしている人は「QoLが高い」、逆にお金があっても、不幸に見舞われていたり、私生活に悩みが多い人は「QoLが低い」といったように使う。

 QoLを低下させるものはたくさんあり、もちろん貧困もその一種であるが、それ以外にも疾病や、身体機能の衰えが挙がる。記者も30代男性なので実感があるが、性機能の衰えもまた、QoLを低下させるものと考えられている。そこで今回は、Dクリニック・小山太郎医師に、ED(勃起不全)にまつわる素朴な疑問を聞いてみた。

EDはどうして起こるのか

 かつては「インポテンツ」「インポ」とも呼ばれていたED(勃起不全)。その起こる理由は解明が進んでいるという。

「そもそも勃起がどう起こるかというと、人間の身体には常に血液が循環していますよね。ペニスに多くの血液が入りこみ、なおかつ出る血液が少ない状態が勃起です。血で満たされることで、ペニスは固くなるわけです」(小山医師、以下同じ)

 性的興奮時に勃起が起こるのは知られているが、加齢とともに血管が老化して開きにくくなる(動脈硬化)ことも、勃起不全の理由になるようだ。このときには、同時に冷え性なども起こるという。

 そんなED治療には、主に薬物療法が行われている。

「バイアグラに使われている『シルデナフィル』、レビトラに使われている『バルテナフィル』、シアリスに使われている『タダラフィル』などの成分が、勃起の維持に役立つと知られています。いずれも、ペニスに含まれ勃起を阻害する「PDE5」という酵素を阻害するものです。これらはどれも、比較的安全な薬です」

「EDの俗説」を検証する

タバコ 男性

 EDに関してもさまざまな俗説があるが、一番有名なのは「メンソールのタバコを吸うとインポになる」というものだ。20年以上前から囁かれていた噂だが、これに関しては「半分本当で半分ウソ」というところのようだ。

「喫煙習慣は血管に悪影響を及ぼすので、EDのリスクは高まります。実際に喫煙とEDの相関を示す論文は複数存在しますが、メンソールのタバコだからといって、特にリスクが高まるわけではありません

 また、「マスターベーションのしすぎはよくない」とも言われている。日常的な回数によって、EDになったりならなかったりするのか聞くと――。

基本的には関係ありません。ただし、不適切な自慰行為により、性交時に勃起を維持できない、勃起しても射精に至らない、といった問題が起きるケースはあります」

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