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“米国株投資”で資産4億円を築いた男が選んだ「高配当ETF」3選

コラム

 日経平均株価が一時は3万円を超え、バブル期以来約30年ぶりの高値圏で推移中。投資ブームが過熱する今こそ、“将来不安”を解消するベストタイミングだ(※株価などのデータは2021年4月14日時点のもの)。

投資

※画像はイメージです

米国高配当株で夢の配当生活ができる

 元手も1000万円レベルになれば、投資できる銘柄数や投資手法に選択肢が増えてくる。高配当株でも利益は十分だが、何を買えばいいのだろうか?

「リスクを負わず、安定的に資産を増やすならば年利5%前後の米国高配当株がオススメです」

 そう語るのは、米国株投資を中心に4億円の資産を築いた、米国株ブロガーのたぱぞう氏@tapazou29)だ。その理由とは?

成長株

リーマン・ショックも乗り越え、コロナ禍でも上がり続ける米国株。「ETFは特に堅い」(たぱぞう氏)

「日経平均株価が30年以上前のバブル後の高値にさえ到達できていないのに対して、米国株の代表的な株価指数である『S&P500』指数は、2008年のリーマン・ショック後につけた高値を8年前に早々に突破し、現在も史上最高値を更新中。約30年間で12倍超えになりました。

 今後も同じペースで上がり続けることは難しいですが、『S&P500』指数に投資しているだけで、この10年間で年13%程度もの利回りを得られたという事実もあります」

高配当ETFでセミリタイアを狙う

 英語能力が低い人はなかなか躊躇しそうだが、たぱぞう氏は米国の上場投資信託であるETFをオススメする。

「銘柄選別の手間はかからず、日本の主なネット証券で買えます。配当利回りの4~5%込みで年10%程度のパフォーマンスは期待できるでしょう。値上がり益をそのまま再投資に回せば、資産が5000万円なら配当利回り5%で250万円。1億円なら500万円、セミリタイアも可能です。買うのは『S&P500』か安定度の高い『VTI』。高配当系はあえて言うならば『SPYD』、『VYM』、『HDV』です」

※編集部注:=========
・S&P500連動型ETF:米国の代表的な株式指数「S&P500」に連動し、500銘柄に投資する。
IVV(iシェアーズ・コア S&P500ETF)、SPY(SPDR S&P500 ETF)、VOO(バンガード・S&P500 ETF)など、複数の商品がある。

・VTI=「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」。米国株式市場に上場する約4000もの銘柄を網羅した指数に連動する。米国株式市場全体に投資する。

・SPYD、VYM、HDV=いずれも米国の高配当銘柄に分散投資する。この記事の最後を参照。
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 果たして、そんなアメリカンドリームは実現するのだろうか?

「米国は移民を含め、今後も長期にわたって人口増加が続きますし、GAFAなどのIT企業を中心に第4次産業革命の真っただ中にある国で安定感はどの国よりも高い。株主保護のための法整備がしっかりしていることも、長期投資において重要なポイントです」

 米国株でビッグマネーを摑め!

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