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コロナ禍でも月商1500万円。“元ドワンゴ”起業家が語る、「ライブ配信」の可能性

コラム

 収束が見えないコロナ禍でリモートワークが当たり前となる一方、我々の残業代は削られるばかり。会社の先行きすら不安になってくるのも無理はない。そんな有事でも、世の中には年収アップを果たした猛者がいた。転職に副業、投資……あらゆる手で儲けをはじき出した彼らから、その戦略を学ぶ!

 ライブ配信を事業の中核に据え、2020年から圧倒的に業績を伸ばした経営者のやわらかゆーすけさん@yawarakayyman)。

やわらかゆーすけさん

ライブ配信風景。「配信の内容に関してはどの企業も試行錯誤していて、企画段階から我々が入ることも多いです」(ゆーすけさん)

ライブ配信の受注が爆増

「資産運用などのビジネスセミナー、アーティストのライブ、学会発表など、以前はリアルな場で行われていたイベントのライブ配信を手がけています。前職のドワンゴから10年間ライブ配信に携わっていますが、浸透しない時期も長かった。しかし、このコロナ禍で口コミも広がり、受注が爆増しました」

 コロナ前の月商は100万~300万円だったが、なんと2020年の12月には1500万円に

「人とインターネットの向き合い方がすごく変わったのを実感しています。以前はオンラインイベントのチケットを買うのに抵抗がある消費者が多かったし、提供側も二の足を踏んでいた。今ではむしろ、自宅でコンテンツが見られてラクという価値観がスタンダードになりましたよね」

運営するオンラインサロンが盛況

やわらかゆーすけさん

ゆーすけさんが運営するオンラインサロン「やわラボ」(画像はHPより)

 有料配信ライブに対する価値観の変化を味方につけ、破竹の勢いで月商を伸ばすゆーすけさんだが、価格帯も魅力のひとつだと分析。

「配信や動画編集専門のオンラインサロンを運営しており、技術を習得した機動力の高いメンバーにギャラを払って稼働してもらっています。機材や配信時間で変動しますが、相場的には15万~50万円程度の配信料金を、8万~30万円に設定できている。クライアントからは、リアルなイベントよりも手間が少ないうえ、人数制限もないので収益率がいいと評判です」

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