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丸井店舗に直結した「Z世代向けシェアハウス」を覗いてみたら凄かった

暮らし

 長い人生、一度は住んでみたいと思うシェアハウス。憧れの街にあるカッコいい物件で生活して、さまざまな出会いを体験する……。そんな願いを叶えるようなシェアハウスを丸井グループが3月15日にスタートしたという

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「マルイトクラス」の外観

 2018年にはデベロッパー大手の三菱地所レジデンスや、関西電力子会社の関電不動産開発がシェアハウス開発事業に参入し、話題になった。しかし丸井といえば、ショッピングビルのイメージがある。いったいなぜ? さっそく取材してきた。

 吉祥寺といえば、住みたい街ランキングの常連。JR中央線・京王井の頭線の吉祥寺駅南口からわずか徒歩2分にあるシェアハウスが「マルイトクラス」だ。「丸井と暮らす」という名前の通り、丸井吉祥寺店に隣接していて、4階のラウンジには入居者専用通路があり、雨の日に丸井でどんなに買い物しても濡れずに部屋に帰れるようになっている。

井の頭公園を見下ろしながらワーク

 リモートワークが日常となり、狭いワンルームでPCとだけ過ごしていると煮詰まりまくって、逃げたくなるようなこともあるだろう。

「マルイトクラス」は、2階と4階の共有部分でも仕事ができるだけではなく、集中したい時には1階に個別ブースのワーキングスペースもある。ランドリーのスペースにもデスクがあるし、居住者と店舗のスタッフしか入れないリフレッシュルームも自由に使うことができる。

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「マルイトクラス」の外観 写真/太田拓実

 特に4階がすごいことになっていた。ここはテラス一体型で広々としたダイニングテーブルを設置した開放的なキッチンラウンジ。全面開け放たれた窓からルーフテラスに出ると、目の前には何もジャマするものがない広い景色が広がっていた

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開放的なキッチンラウンジ 写真/太田拓実

 吉祥寺の街を見下ろして、井の頭公園の自然も堪能。天気のいい日には富士山まで見られるなんて出来過ぎじゃなかろうか。こんなところで仕事してみたい!

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ルーフテラス 写真/太田拓実

 実際ラウンジで仕事をしていた30歳のIT系デザイナーの女性は「以前もシェアハウスに住んでいたけど、もっといいシェアハウスを求めてここに住み始めました。やっぱり駅にも近く、井の頭公園にもすぐ行けるのがいいですね」と語る。

 テラスは、プロジェクターを使えば映画鑑賞もできそう。デロデロに伸びきったジャージから着替え日焼け止めを塗ってから、こちらに来たい。

ロフトタイプの部屋もこれならアリかも

 では、実際の部屋はどうなっているんだろうか。全43室あるプライベートルームは、ロフトタイプとフラットタイプと2種類あるが、まず2階にあるロフトタイプから見学させてもらった。

 7.16平米しかない細長い部屋ではあるが、天井が高く、ロフト部分がベッドになっている。階段部分の下にはオリジナルのボックスが置かれていて、収納もバッチリ。また、コロナ禍の状況を踏まえて、全室に洗面台が完備されているのも、シェアハウスとしては珍しい。なんだか旅行で行った海外のユースホステルのような楽しい気分。秘密基地感が半端ない。

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ロフトタイプの部屋 写真/太田拓実

 続いてフラットなタイプへ。3階にあるこちらのタイプは、ちょっと広めの7.47平米。冷蔵庫も無印良品の普通サイズがあり、ハンガーラックなどもある。

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フラットタイプ 写真/太田拓実

 体の大きな男性はこちらのほうが住みやすいかもしれないが、背が小さめな私ならロフトタイプに住めたらいいなという妄想が膨らむ。4階のキッチンラウンジにあるバルミューダのトースターで焼いたパンを食べてから1日がスタートして、仕事の空き時間にはテラスでヨガをしてリラックスするのだ。

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キッチンにはバルミューダのトースターなどの家電がたくさんある

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