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日本人には「忖度」が必要?令和のサラリーマンに必要なスキル

ビジネス

 人類がコロナと戦い続けて1年以上。どこか日本も適応しつつあるように思えますが、度重なる緊急事態宣言によって仕事を失う人がいることも事実です。私も広告業を生業としていますが、景気の悪い時に一番削減されるのが「広告費」ですから、いつまでも仕事があるとは思えません。

人間

 これからコロナがおさまって元通りの生活に戻るのか、戻らないのか、全く別の事態になるのか。誰も予想がつかない環境変化の中で、私たちはどう対処していくべきなのでしょう。

 今回はそんな疑問に焦点を当てるべく「令和のサラリーマン像」を追求するイシコさん@newsalaryman_21)に話を聞いてみました。イシコさんは総合商社に入社し、外資系企業を経て、ベンチャー商社へ転職、本業とは別に「プランBのすゝめ」というサイトも運営しています。

 大手、外資、ベンチャー、個人事業という超ハイブリッドなキャリアを持つイシコさんが抱えている「働き方の課題」とは一体何なのでしょうか?

「賛成」の反対が「嫌い」に。byイシコさん

イシコ

イシコさん

【イシコ】総合商社を経て、外資系企業、そしてベンチャー商社へ転職。 令和時代を生き抜く新しいサラリーマン像を追い求めながら、仕事や家庭、キャリア等の呟きをお届けします。好きなものはメロンパン。2021年3月17日には新著『入社1年目からどう働くか』(SBクリエイティブ)を発売。Twitter:@newsalaryman_21

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イシコ:これだけ変化する社会の中で適応していくには多様な価値観を受け入れる必要があります。ただ、SNSなどでは特に自分の考えやポリシーに反する価値観を受け入れられず、叩いてしまう傾向にありますよね。

岡シャニカマ:たしかに、自分の正義感をもとに他人を批判する人が多いように思えます。

イシコ:そう。つまり「賛成」の反対が「嫌い」になっているんです。

岡シャニカマ:どういうことでしょうか?

自分とは異なる答えを受け入れる

イシコ:自分の意見と異なる価値観があった時に、それを「自分とは違う考え方もあるんだな」と認められず、「そんな考え方は間違っているからダメだ!」と存在そのものを否定してしまうんです。

岡シャニカマ:なるほど、要は客観的に見ることができず、主観的な感情で非難してしまっているんですね。

イシコ:まさにその通りです。私は違った価値観でも「なるほど」と一旦受け入れて、無理に従うでもなく、自分の感情とは切り離した部分で「賛成」か「反対」かを決めることが重要だと思うんです。僕の場合、この考え方は会社員とツイッター界隈を行き来することでより強く痛感していますね。

岡シャニカマ:たしかに私も先日ペットボトルのコーヒーを飲んでいる先輩社員に「室内なのにペットボトルのコーヒーを飲む意味がわかりません」と罵倒してしまいました。これはいけませんね。

イシコ:なぜそれだけで罵倒してしまったのかはよくわかりませんが……(笑)。とにかく、自分とは異なる考え方を受け入れられるようになるアイデアを考えてみてもらえませんでしょうか?

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