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LINEグループで転売自慢をしてくる友人「一緒にやらないか」で嫌われるまで

暮らし

 人気のある商品やサービスを大量に買い占め、買えなかった人に向けて高額で売りさばく……そんな転売が最近横行しており問題になっています。そんな転売をめぐって友人が嫌われてしまう場面に立ち会ってしまった男性のエピソードをご紹介します。

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※イメージです

飲み友達とのグループLINE

 都内に住む津田宏樹さん(仮名・26歳)は、趣味の音楽などを通じて知り合った飲み友達男女5人がいました。津田さんを含めて6人のLINEグループがあり、日々趣味の話や会社の愚痴などの話題でやり取りし、とても仲が良いグループでした。

「メンバーのHくん以外は、あるアーティストのライブやイベントで顔を合わせていたメンバーで、SNSでの繋がりもあって、ライブ後に飲むようになったんです。みんな都内近郊に住んでいるので集まりやすくて、外出自粛などになる前は頻繁に集まっていました」

 実は、Hさんだけは音楽での繋がりではなく、Yさんというメンバーが、かつて一緒にアルバイトをしていた男友達でした。そのYさんがある時、飲み会に連れてきたのがきっかけで仲良くなったんです。飲み会では音楽以外の話もたくさんするため、Hさんも毎回楽しそうに参加していたといいます

転売でお小遣い稼ぎ

 ある時、そんなHさんが、LINEグループで「お小遣い稼ぎ」をしていると話してきたのです。Hさんは前々から就職先の給料が低く、もっと収入が欲しいという愚痴をこぼしていたので、アルバイトでも始めたのかと思ってたのですが……。

「他のメンバーがお小遣い稼ぎについて聞いたら、転売をやっていると言うんです。一瞬でグループにいた全員が引いているのがなんとなくわかりました。僕もそうでした。音楽でもチケットの転売とかで僕らも迷惑していたので、敏感になっていたんですよね」

転売

 実際にHさんが転売しているというのはアニメグッズなどでしたが、それを許さないメンバーばかりなので、なかにはやめるよう説得しようとする人も。しかし、Hさんは自慢げに稼いだ金額などを話しはじめたのです。とりあえず5人はその話題を無視してその日のLINEは終了しました。

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