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深川麻衣、人生を決めた25歳の決断「女優への興味が膨れ上がった」

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 朝の連続テレビ小説『まんぷく』や、ドラマ『まだ結婚できない男』、映画『愛がなんだ』『水曜日が消えた』などで印象的な演技を見せている深川麻衣さん(29)

深川麻衣

深川麻衣さん

 2021年の大河ドラマ『青天を衝け』で和宮役を演じることも発表されている深川さん。1月29日より公開中の主演映画『おもいで写眞』で、東京で挫折し、祖母の死をきっかけに故郷に戻り、遺影写真(「おもいで写真」)を撮る仕事を始めたヒロイン・結子を演じています。

 本作で新たに写真に抱いた思いや、子ども時代の思い出、そして女優で生きていくと決断した25歳当時のことを聞きました。

ただの怒りんぼうにならないように

――どのように役に臨みましたか?

深川麻衣(以下、深川):故郷に帰ってカメラマンをしたり、東京ではメイクアップアーティストを本気で目指していた役なので、カメラの使い方や、メイク技術の練習を、撮影前からさせていただきました。結子は映画のなかでも終始怒っていましたが、ただの怒りんぼうではなく、過去の体験でそうした性格になっている。その不器用さも伝わったらいいなと思っていました。

――確かに本編ではずっと怒っていましたね。共感できる部分はありましたか?

深川:はい、怒ってました(笑)。でも、田舎から夢を持って東京に出てきた経験があるのは私も同じですし、年齢も一緒です。東京で何があって帰ってきたのか具体的には出てきませんが、きっといろいろなことがあったのだと想像しました。

高良健吾、香里奈…先輩のアドバイス

深川麻衣

(C) 「おもいで写眞」製作委員会

――高良健吾さん、香里奈さん、井浦新さんと、事務所の先輩方と共演されています。印象に残った出来事はありましたか?

深川:新さんとご一緒したのは1日だけだったのですが、撮影が終わってみんなで軽くご飯を食べたときに、「監督から演出を受けて、それに応えたくて『はい、わかりました』と言ってしまう気持ちは、自分もそうだったからよく分かる。けれど、ちょっとでも腑に落ちなかったり、自分のなかでつじつまがあっていないときには、ちゃんと話し合ってぶつかっていかなきゃダメだよ」と声をかけていただきました。

 数時間の撮影でしたが、現場にいる私を見て、思ったことを言葉にしてくださった。これから先、仕事をしていくうえで大切なことを教えていただいたなと思います。

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