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上半期No.1ブレイク・志尊淳「代わりなんていくらでもいる」と言われた過去

「烈車戦隊トッキュウジャー」で注目を集め、ドラマ「表参道高校合唱部!」連続テレビ小説「半分、青い。」などにも出演。ニュースサイトの「ORICON NEWS」では2018年上半期ブレイク俳優 1位にも選ばれた、志尊淳さん(23)

志尊淳

志尊淳さん

 同名コミックを原作に、宇宙人たちが、地球侵略のため“ドルメンX”としてトップアイドルを目指す主演の映画『ドルメンX』が公開中。

 宇宙人の隊長を演じている志尊さんに、劇中にも登場する“嫉妬”について、また役者として変化を遂げた作品などを直撃しました。

どんなに誇張した表現でも嘘はつかない

――単純に面白い作品ですが、それだけでなく、宇宙人を通していることで、地球人の感情の豊かさを改めて意識することができました。

志尊淳(以下、志尊):ありがとうございます。最初は(宇宙人という)奇抜な設定なので、役のイメージというものがまったくわからず、でもその分、世界観がしっかりと描かれているんだろうと原作を拝見させていただきました。

 宇宙人だからこそ、僕らが日常で、普通に生活していたら気づかない部分でも「人間らしさ」の発見になる。一見、チャレンジングな企画ですが、いい意味で初心にかえれる作品だなと感じました。

――隊長を演じるにあたって、気を配ったことを教えてください。

志尊:漫画には、すごくキザでクールな部分もあるのだけれど、同時に不器用な部分もある。原作すべてを追っていけば、その感じも出せると思います。でも、ドラマの限られた部分だけで、気持ちの整合性をとるのが難しかったです。さっきまでしっかり真面目なことを言っていたのに、急に不器用になったりして。

 過剰にやるのは単純ですが、そこに嘘が見えちゃいけないなと。どんなに誇張した表現であっても、感情として、嘘はつかないように、繋げていくことを意識しました。

――本作はドラマ版が放送されてから、その後のエピソードを含む映画版として公開になりました。映画版ならではの魅力はどんなところだと?

志尊:スクリーンで観られるので、画面の大きさや音の違いを感じられるのはもちろんですが、映画版では「歳を取るのってこんなにも美しいことなんだ」という部分がピックアップされています。
 
 その言葉を見て、もちろん文字通り、歳を取るのは美しいという部分と、そこに“ドルメンX”の、さらに成長を求めている意思を感じたんです。そこに未来を感じた。

 彼らはまだ発展途上で、観てくださった方のなかで、“ドルメンX”がまだ生き続けることができるんだという可能性、魅力を感じました。

嫉妬もプラスに変わっていく

劇場版 ドルメンX

(C) 高木ユーナ/小学館 (C) 2018「劇場版 ドルメンX」製作委員会

――志尊さん自身はまだ20代前半ですが、歳を重ねることにどんなイメージを持っていますか?

志尊:とても魅力的なことだと思います。人間力というか、いろんなものを経験しているからこそ出る表情やしわ、言葉といったものに重みを感じますし、ステキだと思いますね。

 でも同時に怖さもあります。自分がそこにたどり着けるのかということ、それから単純に周りの環境が変わってくるだろうという怖さもあります。

――見た目はお若いですが、落ち着いてらっしゃるので、年上に見られるのでは?

志尊:喋ると年上に見られます。嬉しいことです。でも、仕事ではスイッチを入れていますけれど、年相応の少年ぽさもあると思いますよ(笑)。

 仕事では、歳を重ねるにつれて、物事を俯瞰して見られるようになったかなと思います。それは意識していたことでもあります。自分をちゃんと主張できるようにもなりました。