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被災地・宮城を技能実習生で救う。インドネシアと地域をつなぐ男の挑戦

ビジネス

地方は課題だらけで、チャンスだらけ

気仙沼

 最後に菅原さんにローカルの魅力について聞いてみた。

「地方は課題だらけつまりチャンスだらけなんですよ。つまりローカルは都会に比べて、自分たちの介在余地が大きいし、ビジネスチャンスがたくさん転がっている。自分のできることはここからここまでだからとか捉えて小さくしているから、視野が狭くなっているだけ。そして街という単位で動けば他業種の人も近いところにいる。他業種の人と話せば自分が活かせるところはいくらでもあるんです」

 ローカルの経営者という方たちへの見方が変わった菅原さんの話。ローカル企業のダイナミックな経営に興味を持つ層もこれから多くなるのではないかだろうか。

<TEXT/森成人>

関西大学卒業後、1999年リクルートに入社。新規事業開発の仕事を経て、2013年4月より被災地気仙沼市へ出向。仮設住宅暮らしをつづったブログ「気仙沼出向生活」が話題。現在はじゃらんリサーチセンターに所属しながら気仙沼市復興アドバイザー、さらに観光庁登録の専門家として地域活性の仕事に従事

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