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23歳慶大生が、本田圭佑と「サッカークラブ運営」に挑戦するまで

ビジネス

 9月15日、名称変更を行うと本田圭佑さんが発表したことでも話題になったサッカークラブ「One Tokyo」。「ゼロからサッカークラブを立ち上げる」という目標のもと、現在は東京都社会人4部リーグに所属している。

One Tokyo

商標権の事情で名称を変更することになったが、コンセプトは変わらない

 現役の慶応大学生でもある、運営責任者の奥山大さん(23歳、@okuyamamasaru)は、本田さんとの出会いからわずか2週間でクラブの立ち上げに成功し、コロナ禍のなかでも試行錯誤しながらも日々奮闘。今回は「全員参加型クラブ経営」というチャレンジの経緯から今後のビジョンまで余すことなく語ってもらった。

本田圭佑と出会って2週間で立ち上げた

――One Tokyoが発足した経緯を教えてください

奥山大(以下奥山):一番のターニングポイントは、本田圭佑さんと出会ったことです。大学が卒業間近になり、キャリアに悩んでいた時期がありました。周囲が就職活動をはじめだして、既存のレールに乗っているなかで、「はたしてこのレールの先に、魅力的な自分をプレイしてる姿があるのか」と。

 とはいえ、当時はやりたいことが明確にあった訳ではなく、ひとまず大学を休学する選択をしました。いろいろと動いてみたなかで、「参加する全員が、自分ごととして活動できるコミュニティを創りたい」想いが芽生えてきて、必要なことを1つずつ洗い出していきました。

 本田さんとの出会いのきっかけはTwitterでしたが、このようなご縁とチャンスをいただいて、2週間後には早速クラブを立ち上げました。

2週間がそこまで早いとは思わない

奥山大さん

ONE TOKYO 運営責任者の奥山大さん

――かなり急な展開だったのですね。

奥山:大学で「一般社団法人ユニサカ」という団体を立ち上げていたのですが、その経験も経て、僕が持っていたアイデアが、本田圭佑さんが掲げるクラブ像の輪郭に近いものだったので、とんとん拍子で話を進んでいきました。

 実際、クラブを立ち上げることって、まずは登録することから始まるので、2週間がそこまで早いとは思いません。今の自分ができる最大限に設定したスピード感でトライしています。

――「全員で創る」コンセプトは、もともとお持ちだったのでしょうか?

奥山:はい。そこは絶対にやりたいこととしてこだわりがありました。文化祭をイメージしてもらえればわかりやすいですが、自分たちの力で創ったものに対する愛って、かけがえのないものだと思います。ずっと大事にしたいって気持ちが芽生えたり、一人ひとりが当事者として責任感を持つようにもなります。

 逆に言うと、社会とか、自分が所属しているコミュニティに対して、自分事として捉えることができない人って少なからずいると思います。普段やるせないような思いを感じていても、「ここでなら、魅力的な自分をプレイできる」ようなチャレンジできる環境づくりを目指しています。

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