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「LINEは上司に秘密」SNSを公私で使い分ける25歳男性のテク

学び

 子供のころからSNSが身近な存在だった若者世代。時として上の世代から使い方などのマナーを問題視されがちです。ただ、その一方で賢く仕事に活用している人が多いのも事実。

スマホ 若者

画像はイメージです(以下同じ)

「SNSはLINEとインスタをやってますが、学生時代から持っていたアカウントで完全なプライベート用。会社や取引先の人とは仕事以外でつながりたくなかったから一切教えていません。登録しているユーザー名も本名とはまったく違うもので、仕事関係の方には『SNSはやってない』と伝えていました

友達用と仕事用でLINEを分けたい

 そう話すのは、広告会社に勤める長谷川武人さん(仮名・25歳)。しかし、営業職採用だったため、進捗報告など仕事上でLINEが必要になることは明らかでした。

 そこで彼が思いついたのは、仕事関係者向けのプライベート風SNSのアカウントを作ること。LINEは1つの電話番号につき1アカウントとのルールがありますが、もともと格安スマホを2台所有していたため、問題なく開設することができたといいます。

「このアカウントでもつながってくれた友達は多かったけど、こっちは仕事用だからコメントしなくていいと伝えました。タイムラインへの投稿は『○○に来ました!』みたいな無難を投稿を続け、まずはやっているという既成事実を作りました」

 職場の同僚や上司に教えたのはこちらのアカウントで、次第に同期入社組や先輩社員などがタイムラインへの投稿にスタンプやコメントを返してくれたとか。しかも、これらにもちゃんと返信をしていたそうです。

飲み会きっかけで上司とも親密に

SNS

「個人的にこうした作業はそれほど苦じゃなかったですし、これも含めて最初から仕事だと割り切っていたので。特に仕事終わりに上司や先輩と飲みに行ったときは、ビールジョッキを持った画像などをタイムラインに投稿し、『また誘ってください!』や『楽しかったです!』など一言添えるようにしていました。

 はじめは一緒に飲んでる画像にしようかなと思いましたが、いくら直接つながっている人しか見られないようにしていても、無断で他人の画像を出すのはマナー違反だし、嫌がる人も多いじゃないですか。ただし、その場合でも『アップしてもいいですか?』と必ず確認を取るようにしていました」

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