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アプリを活用「シェアサイクル」人気の裏に、コロナの影響も

暮らし

 withコロナに適応した、サービスのひとつとして、アプリを活用したシェアサイクルのニーズが高まっている。

賢く生きる[情強サービス]決勝戦

都心部に設置が多く、都内に700か所以上のポートを構えるドコモ・バイクシェア。スマホアプリでポートの場所検索からレンタル、支払いまで完結できる

スマホを利用したシェアサイクルが活発化

「道路交通の混雑緩和や、環境保全の観点から、政府もシェアサイクル事業を推進しています。まだまだ課題はあるものの全国で普及が進み、公共的な交通として整理が行われるまでになってきています」(モビリティジャーナリストの楠田悦子氏)

 特にここ数年はIOTの活発化により、設置台数も急速に伸びているという。昨年の時点で国内225の都市にシェアサイクルの設置があり、ポート数や設置台数の規模は事業者ごとに異なるものの、おおむねエリアの棲み分けができているという。

「利用したいエリアにどの程度ポートの設置があるのかを基準にアプリを選ぶといいでしょう。都心部では、通勤だけでなく、打ち合わせで街中を軽く移動するようなシーンでも使えますよ」

密を避けた移動に最適だがルールは守ろう

 また自転車はコロナ禍で電車の密を避けたい人にとっても、うってつけだ。ただし、6月30日から改正道路交通法が施行され、あおり運転の禁止はじめ、自転車も自動車と同程度の厳しいルールが適用されるようになった。シェアサイクルを利用する際にも、マナーの徹底が求められる。

賢く生きる[情強サービス]決勝戦

【楠田悦子】モビリティジャーナリスト・自動車新聞社のモビリティビジネス専門誌『LIGARE』初代編集長を経て独立。国の有識者会議委員など、多岐にわたり活動

<取材・文/週刊SPA!編集部>

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