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19歳になった「子ども店長」加藤清史郎が、“一人の俳優”として考えたこと

 なんと芸能界デビューは1歳のとき! という加藤清史郎さん(19)。現在は大学生となり、すっかりステキな青年になりました。そんな加藤さんの主演最新映画『#ハンド全力』が公開中。熊本の震災をきっかけに大好きだったハンドボールから離れていた高校生が、「頑張っているふり」をしたことから再びハンドボールに向き合っていく青春物語です。

加藤清史郎

主演最新映画『#ハンド全力』が公開中の加藤清史郎さん

 長編映画の公開は2016年以来となる加藤さん(アニメ作品を除く)。その間、高校3年間はイギリスに留学していました。日本に帰り、精力的に俳優活動を再スタートさせている加藤さんに、本作についてだけでなく、留学で学んだことなどを聞きました。

 さらにキャリア十分の加藤さんに「仕事人として大切にしていること」を尋ねると、意外な答えが返ってきました。

マサオはTHE普通の高校生で難しかった

加藤清史郎

(C) 2020 『#ハンド全力』 製作委員会

――すごく楽しそうで、本当の高校生の日常を見ているようでした。

加藤清史郎(以下、加藤):楽しさがあふれ出ていたら嬉しいです。撮影自体は去年の春休み期間。本当に学校にいるようでした。キャストの年齢的にはバラバラで、福ちゃん(鈴木福)が僕より3つ年下で、坂東(龍汰)くんは当時22歳でしたが、みんなで和気あいあいと楽しみながら撮影できました。

――熊本復興映画祭がきっかけになった作品で、震災もテーマのひとつになっています。難しさはありませんでしたか?

加藤:マサオは震災をきっかけでハンドボールを嫌いになっていますし、確かに震災を背景に描いていますが、あまり重々しくなっていません。ハンドボールというスポーツやSNSという現代ならではのコンテンツの要素が相まって、すごく素直な青春ストーリーだなという気持ちが強かったので、難しさは感じませんでした。

――「頑張っているふり」をするというマサオの気持ちはすごく共感できました。

加藤:そうですね。脚本を読んだときには、THE普通の高校生だなと思いました。心の奥ではハンドボールが好きなのですが、素直になれない部分も高校生っぽいと思いました。

 でも、だから逆に役作りが難しくてどうしようかなと悩んでいましたが、現場に入ってみんなと一緒にお芝居をしていくうちに見えてきて。マサオは自分から発するのではなくて、相手からもらったものを受けるか、跳ね返すかのお芝居が多く、あとは相手との兼ね合いで作っていくことができました。

ひとりの俳優として立てるように

加藤清史郎

――鈴木福さん、蒔田彩珠さんに、そして仲野太賀さん、志田未来さん、安達祐実さんと、世代を超えて、子役出身の方がとても多く出演している作品です。子役出身だからこその仲間意識みたいなものはありますか?

加藤:そういうのはあまりないです。挙げていただいた先輩の仲野さん、志田さん、安達さんは、本当に素敵な俳優さん女優さんで、自分もそうなれるように頑張りたいとは思います。やっぱり僕は「まだ子役と俳優の間」みたいに思われることも多い。

 これからも子役出身という部分を払拭することはできないかもしれませんし、無理に払拭するものでもないと感じます。そことは別に、ひとりの俳優として立てるようになりたいです。特に今回、僕の兄役だった太賀さんは、ご本人もお芝居も本当にステキな方で影響を受けました。

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