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元軟式globe・パークマンサーが語る「農業しながらTikTokerになったわけ」

暮らし

20年前のテレビと今のTikTokが釣り合う

パークマンサー

――いま、TikTokでウケるのはどんなネタなんでしょう?

パーク:身近なあるあるネタが跳ねるみたいですね。学校の先生のモノマネとか、クラスにこんな子いるよねとか、すごい狭いところでの共感なので、42歳の僕にはそこに届けるのはぶっちゃけキツイかな~。無理にそこに飛び込もうとせず、同じスタイルで続けようと思っています。マイナーチェンジはしますけどね。

 あと、TikTokでありがたかったのは加工があること(笑)。20年前のテレビと今のTikTokの加工感がちょうど釣り合うと思ってます。正直、僕の今の本業は“農家”なので、TikTokがバズらなかったとしても、野菜さえちゃんと売れたらそれで大丈夫。でも、軟式グローブのネタを「アホだなぁ~」って見てちょっとでも気持ちが晴れてくれたら嬉しいじゃないですか?

――最後にマークさんに夢中だったbizSPA!世代にエールをください!

パーク:パークだよ(笑)! う~ん「それがっ、どうしたアホだよ」の精神が一番大事じゃないかな。そう思えるようになるのは、20代では難しいかもしれないけど、みんなそんなに他人を気にしてないから。

 昨年末に、とあるWeb CMで前髪のカツラをカミングアウトしたことは僕の中ではめちゃくちゃデカかったんですけど、みんなが笑ってくれて、ちょっとびっくりした。拍子抜けでしたね。

 でも、そんなもんなんですよ。本当にムリだと思ったら、そこから逃げちゃえばいいし、素直に身近な人に頼ればいい。オイラみたいなアホでもできるんだから大丈夫!

<取材・文/小西 麗>

【パークマンサー】
KOIKEとパークマンサーによる音楽ユニット「軟式globe」のラップ担当。AHO合同会社社長。1978年生まれ、富山県出身。2000年代初頭、バラエティ番組「学校へ行こう!」(TBS)にて、globeの名曲「Love again」に乗せた替え歌でブレイクを果たした。現在はTikTokやYouTubeにて日本を元気にすべく、発信を続ける

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(こにし・うらら)編集者・ライター。1993年生まれ。日本女子大学卒業。紙・web問わず、エンタメ、カルチャーを中心に企画・執筆を行う。ブロマンス愛好家としてコラムの寄稿も。Twitter:@uraranran524

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