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28歳女性が満員電車で苦しむ“お腹の事情”…「通勤快速」は地獄?

学び

 都会の会社員として生きる上で避けて通れないのが、通勤ラッシュ。多種多様な人々がギュウギュウに詰め込まれた満員電車にトラブルはつきものです。今回は、そんな通勤時間で起こったトホホな体験談をご紹介します。

中央線 電車

中央線の満員電車は大変… (CC BY-SA 2.0)

 社会人になるにあたって、初めての一人暮らしを開始したというヤマダミユキさん(仮名・28歳)。

「地方の実家から通える大学を選んだので、内定が出たころから、東京で一人暮らしするなら、絶対にデザイナーズマンション! と決めていました。でも、中堅メーカーの初任給なんてたかが知れていますから、手が届くのは郊外の物件でした」

快速があると思って選んだ悲劇

「東京の地理に明るくなかった私は『特別快速に乗れば、勤務地まで直通運転であっという間ですよ!』という不動産屋の言葉から、中央線を選びました。このときは、まさかこの『快速』が仇になるとは微塵も思っていませんでした……‬」‬

 憧れのコンクリート打ちっぱなしの家を手に入れたミユキさん。インテリアにも凝り出して、意気揚々と始まったデザイナーズマンション暮らしですが、なんと1年も経たないうちに引っ越してしまったそう。

「半年間の研修を終えるころにはもう、限界でした。学生時代の貯金をはたいて、部屋に合わせたソファや間接照明なんかを買い揃えていたんですが、インテリアを楽しむ心の余裕はゼロ(笑)」

 まずぶち当たったのは、平均乗車率180%超えの通勤ラッシュ。

会社に通勤することがストレスに

「正直、都心に向かう通勤ラッシュのヤバさをなめていました……‬。会社まで1時間半はかかりますが、学生時代は体育会系で朝練もあったので早起きは苦じゃないと思っていたんです。実際に出勤してみて、時刻表通りになんてぜんぜん動かないし、毎朝もみくちゃ。東京の満員電車の壮絶さを目の当たりにしました」‬

 とはいえ、中央線の混雑ぶりはある程度覚悟していたそう。ミユキさんが、念願だったデザイナーズマンションから引っ越しを敢行した決定的な理由は別にありました。

「私、もともとストレスに弱くて……‬。しかも、それが胃にくるんです。思い返せば、大学受験のときも、就職試験のときも緊張でお腹を下してしまって……。だんだん通勤すること自体が大きなストレスになっていました。‬‬

 慣れない仕事はもちろんしんどいし、食生活が不規則なのも堪えました。家が遠いから帰宅までに時間がかかるし、帰りももちろん満員電車ですから、くたくたで自炊する体力は残らない。毎晩カップ麺とコンビニ弁当のローテーションです。だんだん朝食を摂る余裕もなくなってしまって……もう‬1秒でも長く寝ていたい(笑)」‬

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