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町中華の名店を再現した調味料。ネックだった「火力の違い」を克服

ビジネス

 なぜかたまに食べたくなるのが、どこの町にもある気取らない中華料理屋の“あの味”です。洒落たお店も良いけれど、気取らずフラッと入れるのも魅力。子どもの頃から染み付いた定番メニューの味わいは、大人になるにつれて懐かしさすらただよってくるほどです。

餃子

※画像はイメージです

 もし自宅でも食べられたら嬉しい限りですが、その願いを実現してくれる商品が好調な売上げを記録しています。それが、エスビー食品の「町中華合わせ調味料シリーズ」。

 誰でも自宅で手軽に味わえる商品で、現在は「ニラ玉の素」「餃子の素」「チャーハンの素」「肉野菜炒めの素」の4種類が販売されています。

 ここ最近みられる町中華ブームの後押しを受けた商品ですが、開発に至るまでどのような経緯があったのか。エスビー食品の商品企画ユニット・森川陽介さんに話を伺いました。

コロナで“内食需要”が高まった

――行列のできる人気店の味を楽しめる「町中華合わせ調味料シリーズ」の反響は?

森川陽介(以下、森川):売上げは順調に推移しています。スーパーなど量販店の棚に陳列され始めた一方で、新型コロナウイルスの影響で“内食需要”が高まったのも理由だと考えています。

――商品のターゲットはどう決めたのですか?

森川:弊社としては、40代〜50代で食べざかりのお子さんがいる家庭をメインターゲットにしています。

店舗の味に近づけるためには

中華

――開発に至った経緯を教えてください。

森川:近年の町中華ブームが発端です。加えて、中華料理屋のメニューは食卓へ登場する頻度が多いものの、専用調味料の品ぞろえが少ないところにも注目しました。開発に向けた調査では、定番メニューだからこそ「味のマンネリ化が悩み」という声もあったので、自宅では再現しづらい「町中華の名店のおいしさを楽しめれば」と考えたのが実際の流れです。

――完成までにどのような苦労があったのでしょうか?

森川:苦労したポイントは「お店の秘伝の技が詰まった味わいを家庭の簡単調理で再現できること」です。外食と家庭の火力が違う中で、高温で炒めた香ばしさに加え、一晩寝かせるひと手間、長年継ぎ足し続けた秘伝の調味料などの要素をどう落とし込んでいくかに苦労しました。当社開発チームの血のにじむような努力で、試作を重ね、店主にOKを頂くことができました。

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